今年初めての観察行。もちろん自宅のムジナモ以上の期待をして・・・。
途中、大きな梅の木の花がほころび始めていた。
生育地に着くと、全く雲のない快晴で、気温もぐっと上昇。北寄りの微風が心地よく顔に当たる。昨日朝までの雨により、生育地の西の水路はいい流れになっていた。生育地付近の梅はまだ蕾だったが、開花はもうすぐだろう。アセビはほとんど蕾だったが、中には花びらが開いているものもあった。
ポイント④近くのアセビ
下の花のように開きつつあるものも
ポイント③ タヌキモの越冬芽
まだ葉は展開されていない
続いてポイント②から①へ。1年ほど前だったか、樹木が大胆に剪定されていて林中が明るい。ポイント①で水位をみると、排水溝の底から13.0㎝。冬としては十分か。しかし、水位は雨のあと2、3㎝下がったのか、草に引っ掛かっているムジナモの越冬芽が多い。しかし、これはいた仕方ないことだろう。
ポイント④から⑤へ。ポイント⑤ではアシなどが枯れて多少観察しやすい。今年はこのポイントで花が見られることを期待したい。
ポイント⑤中 中央には落ち葉とともにムジナモの越冬芽が。
ポイント⑤中 ムジナモの越冬芽
続いてポイント⑥から⑧へ。まんべんなく、ムジナモの越冬芽が確認できた。
ポイント⑤のカキツバタ群落の株元などにムジナモ越冬芽が。タヌキモの越冬芽もあったのだろうが確認できなかった。
ポイント⑥ 中央のカキツバタの株元にムジナモの越冬芽
春めいてきたことをカメはちゃんとわかっている。冬眠から目を覚まし、活動を始めている。下の写真は樋の近くの2匹のミシシッピーアカミミガメ。他にも2匹いた。そういえば、メダカや、水中を泳ぐ小さな水生の小動物も動き出している。
ポイント⑦の東の樋の近く 早くも冬眠から覚め活動を始めたカメ
ポイント⑦から⑧にかけてはアシなどの草が刈り取られていていた。ムジナモにとっては日当たりがいいわけで、よく生育・繁殖しいっぱい咲いてくれるのではと期待する。2,006年にポイント⑤のアシやガマが刈り取られたとき、連日いっぱいのムジナモが開花したことを思い出す。
ポイント⑧ たくさんのムジナモの越冬芽
ポイント⑧からポイント⑦に向かって
草が刈り取られ、
これからのムジナモの生育が楽しみ
今年も期待できそうといい気分になって戻る途中、ポイント⑤の堤の南のカエデの木にヘビの抜け殻が。この間、剪定されているので、抜け殻を傷めないように作業をされたのかなと感心した。今年は巳年。縁起を担ぐ方ではないが、ムジナモに関わるいいことがあるといいな・・・。
ポイント⑤の南
中央やや右のJ字型(点のない「う」の字型・縦長の「つ」の字型)に下がっているのがヘビの抜け殻
頭の部分はなかった