今日は子こどもの日で立夏。このところ天候不順で寒い日も多かったが、今日は好天。ほぼ無風で気温も上昇し、初夏にふさわしい日となった。
ムジナモ・タヌキモの生育地へ久しぶりに観察に行けた。まだまだ花がいっぱい。毎年ゴールデンウィークにはカキツバタが咲き誇る。日当たりの悪い場所はまだのところもあるが、全体的にはよく咲いていた。野草の花も多い。マツ枯れが進む中、マツも雌花・雄花をいっぱいつけている。タンポポやアセビは果実が成熟してきた。
ポイント③の対岸付近 カキツバタ・スイレン
ポイント④西 カキツバタ
生育地西 西洋タンポポの果実
ポイント④ 大きくなってきたアセビの果実
ポイント⑦ クロマツのミドリと雌花
もちろん下の方には雄花が
タヌキモはほんとうに成長が速い。50㎝を越える個体もある。ムジナモも結構大きくなってきている。ただ、カキツバタなどが勢力を伸ばしてきて観察しづらく(見つけにくく)なってきた。ポイント⑧では個体数が減っているかもしれない。
水位は十分(ポイント① +10.0cm)であるが、干上がりかけている個体もあった。
ポイント③ 日当たりは悪いが大きく成長したタヌキモ
ポイント⑤西 ムジナモ
ポイント⑤東 ムジナモ
ポイント⑦と⑧の間 干上がりそうなムジナモ
ほぼ毎年、あるポイントで不思議なタヌキモが出現する・・・。今年もあった。ただ、例年に比べて痩せているように思えた。去年は途中で消失してしまったが、今年はそんな被害に合わないように願いたい。
不思議なタヌキモ
スイレンの勢力範囲ではほぼスレンの葉で覆い尽くされた。コウホネはスイレンほどではないが、葉が大きくなってきた。コウホネはまだしも、スイレンはムジナモの生育スペースを奪うにっくき存在なのだが・・・。
ムジナモ開花まであと2か月ほど。順調に育ってたくさんの花を咲かせてほしい。また、個体数も増やしてほしい。また、タヌキモの花はここ数年見ていないので、今年はぜひ再会したいものである。