2012年4月23日月曜日

4月23日(月) 植物も動物も活発に

4月23日(月) 植物も動物も活発に

前日は、雨だったが、今日はいい天気。風はほとんどなく、気温が上がった。
遅れていたソメイヨシノの花はもうなく、ヤマザクラが咲いていた。タンポポやレンゲ、スミレなど花いっぱいである。ワラビが出ていた。生育地では、スイレン・コウホネが元気に水面に葉を出している。カキツバタも葉を伸ばしているが、花はやや遅れるかもしれない。
動物もチョウ、トカゲ、そして生育地ではいろんなところでカメ(ほとんどがミシシッピーアカミミガメだった)が甲羅干しをしていた。大きなカムルチー(50㎝ほどのものと40㎝ほどのもの)もゆったりと泳いでいた。何年か前のようなコイは全然見かけない。
水位は十分。ポイント①でU字型排水溝底から9.5㎝。水色はやや褐色っぽいが、透明感があってきれいである。
今のところ野草が目立たず、生育地全体がすっきりしているような感じを受ける。ムジナモやタヌキモにとって日当たりが良好である。
ムジナモは、ポイント⑤、⑥、⑦と⑧の間あたりで、カキツバタやアシの株元に個体数多く生育している。捕虫葉ができてきている。体長はまだまだで、大きいほうで5㎝ぐらいか。昨年多かったポイント⑥の沖合にはなさそうだった。風の影響で留まれないのであろう。
タヌキモは、ポイント③、⑤に多いが、ムジナモに比べれば、個体数はずっと少ない。捕虫のうがしっかりできていて、虫を捕えた捕虫のうもある。ポイント③では40㎝程に大きく成長したものもあった。ポイント⑦の西に水底から生えているようなタヌキモが複数個体あった。数年前も同じポイントで何本も生えているように見えていた。(ムジナモ&タヌキモ通信 2007年4月1日、2008年4月12日、2009年6月18日参照)近年見かけず、どうなったかなと思っていたところである。ちょっとおもしろいというか不思議だ。観察を続けたい。
生育地西  ヤマザクラ
ポイント③から⑤を望む
 ポイント③ タヌキモ

ポイント③の東の土手 ワラビ、スミレ
 ポイント④の南 過日の嵐で折れたらしいヤナギの大木
 ポイント④ ムジナモもタヌキモもなさそう・・・
手前はカキツバタ、アシ
 ポイント⑤西 ムジナモ 5㎝程
 ポイント⑤西 ムジナモ
ポイント⑤中 ムジナモ
 ポイント⑤東の土手  トカゲ
ポイント⑥  ムジナモ
 ポイント⑥  ムジナモ
 ポイント⑥と⑦の間の樋の近く カメの甲羅干し
ポイント⑦の西 水底から生えているように見えるタヌキモ
 ポイント⑦ かつてはムジナモがいっぱいだったのだが・・・
アシも減った
 ポイント⑦と⑧の間  いっぱいのムジナモ
 ポイント⑧  今のところムジナモもタヌキモも見られない
ポイント⑦付近  カムルチー 50㎝ほどあろうか
 生育地西の水田の畔 レンゲ