2012年5月13日日曜日

5月13日(日) カキツバタ満開の中で

午前中に観察。快晴・微風のいい天気。ウグイスの鳴き声が聞こえる。周辺では、雑草がぐんぐん成長しツツジが咲き乱れている。生育地では、カキツバタの花がほぼ最盛期。水面ではスイレンが葉を拡げ勢力を誇る。コウホネ(ヒメコウホネ)もスイレンに対抗してか、結構地域を確保している。コウホネもスイレンも開花はしていなかった。
ムジナモはまだ大きくなったなぁとは言いにくいが、タヌキモはかなり大きくなった。
水位は+5.5㎝でやや下がった。そのため、干上がりそうなムジナモがポイント⑤や⑧で多かった。干上がりそうになるのは毎年のことながら心配。あと5㎝、10㎝の水位の回復を望みたい。
水色は褐色っぽさが増していた。
ポイント⑦では、岸辺以外の―つまりスイレンの葉の間隙にあるムジナモの個体数は非常に少ない。昨年は10年前と同じように非常に多かったが、今年もこれから増殖し間隙を埋めてくれるだろうか。
4月27日の観察では、ポイント⑦の西で底から生えているタヌキモが数個体あったが、今日見ると1個体もなかった。誰かが全部抜きとってしまったのだろうか。とても貴重なものかもしれないし、これから継続して観察しようと思っていたのにとても残念である。
そういえば、かつて同じようなことがあった。ポイント⑥と⑦の間の一か所に生えていたシャジクモが根こそぎ抜きとられていたことが・・・。
掲載写真はビデオカメラで撮影した動画から書き出した静止画である。1眼レフによる写真に比べると画質が劣るの致し方ないか。

ポイント③ 大きくなったタヌキモ

ポイント④ 満開のカキツバタ群落と沖のスイレン

ポイント⑤西 干上がりそうなムジナモ・タヌキモ

ポイント⑥ カキツバタ・コウホネ・スイレン

ポイント⑥ カキツバタとムジナモ
これからどんどん増殖してほしい

ポイント⑦の西 水底から生えていたタヌキモが消えてしまった
なぜだ?
ポイント⑧の西 干上がりそうなムジナモ