梅雨明け後、雨模様の日も多かったが、今日は午前中は曇っていたものの、昼から晴れて暑くなった。前回の観察から、「多分ムジナモの花はまだだろうな。でも、ひょっとして蕾はつけてるかも」なんて期待を持ちながら観察地を訪れた。
水辺Mの東南の一角のみだが赤っぽく見える。どうやら淡水赤潮が発生したようだ。ちなみに、昨年は7月13日に発生を確認し、一昨年は8月13日に確認をしている。
まずは、ポイント⑥へ。スイレンの花が美しい。眼を皿のようにして、ムジナモの花・蕾を探すが、それらしきものは見つけられなかった。ムジナモ自体はは元気だ。
⑥の東の樋のあたりにを観察。今まで、気がつかなかったが、ポイント⑤と同じように岸よりのアシの株もとにムジナモが結構生育していたので楽しみである。
ポイント⑥
ポイント⑥の東の樋の手前 アシの株もと
寄り添っているのはオオバナイトタヌキモ
ポイント⑥と⑦の間からポイント⑧まで大きな変化はないようだった。ただ、⑦の西の植物が生えていないところで、赤っぽい仔魚の大きな群れがあった。過去にも何度か姿を見せている。たとえば2009年の7月28日の観察記録に載せている。フナのようにも見えるが、前回の観察で姿を見せた魚、今日もポイント⑦の西の水面近くで泳いでいた魚の子どもかもしれない。
ポイント⑥と⑦の間
ポイント⑦の西あたり 15日にもいた魚
光線の関係か、尾びれ・背びれが黒っぽく見えるものもいる
正体は?
光線の関係か、尾びれ・背びれが黒っぽく見えるものもいる
正体は?
ポイント⑦の西あたり 仔魚の大群 上の魚の子か?
同 アップ
ポイント⑦の西あたり 赤と青
アカネの仲間とチョウトンボ
アカネの仲間とチョウトンボ
ポイント⑦の西あたり つがいのアメンボ
ポイント⑦ ムジナモ
探さないと見つからない
探さないと見つからない
ポイント⑤に戻って、観察し、さらにポイント③から②、①と歩いた。ポイント③と②の間で、今まで見過ごしていたということになるが、タヌキモが岸近くにたくさん生育していた。昨年からポイント③でタヌキモが復活しているが、それが北に広がっていったのであろう。かつてのようにポイント①まで勢力を伸ばしてほしい。さらに言えば、ムジナモもポイント③や②に復活してほしいものである。
ポイント③の北 今まで見過ごしていたタヌキモ
個体数は結構多い
最後にポイント①へ。水位は+12.0㎝でまずまず。今後は稲作用にも使われるので、降雨がなければ下がる。
なお、気になっているサンショウモ、イチョウウキゴケは確認できなかった。
なお、気になっているサンショウモ、イチョウウキゴケは確認できなかった。
観察を終えた時には風で撹拌されたか、淡水赤潮は見えなくなっていた。一方、アオコはいっぱい。墨流しのよう。
水辺M 東岸 アオコ