2021年4月26日月曜日

4月26日(月) 庭のムジナモ

 4月26日(月)昼ごろ 雲1つない快晴 さわやかな北東の風


 ずっと放置していた庭のムジナモ、生育状況を確認すると共に、幾つかの水槽は整理・掃除をし、移入をした。


多種類の水槽 ずっと放置していた

 残念ながら、青ポリペール以外は生育状況は悪い。消失した水槽もある。アオミドロで生育状況が外からは分らない水槽も多い。 

 浴槽水槽。昨年5株確認していた。アオミドロが多く、越冬芽(冬芽)が何株できたかは分らなかった。3月頃から1芽のみ浮上、葉を展開していた。改めて水槽全体のアオミドロや落ち葉の掃除をしながら観察したが、他にはなかった。タヌキモは多いのでかなり減らした。

整理前の浴槽水槽。右下あたりにムジナモ1株。

中冬を越せた冬を越せたムジナモ 下はタヌキモ

 落ち葉やアオミドロを取り除いたうえで、青ポリペール水槽からムジナモ10株を移入した。
ムジナモ10株を移入するところ

ムジナモ移入後の浴槽水槽の南東側半分間引いている

浴槽水槽の北東側半分 浴槽水槽で冬を越した1株のムジナモ


 一昨年春、多かった白ポリバケツ水槽。昨年初め頃はオオバナイトタヌキモを駆除していたが、根負けし放置していた。アオミドロがいっぱいでムジナモは分らない。タヌキモ、オオバナイトタヌキモは確認できる。アオミドロ、オオバナイトタヌキモを取り除きながら確認すると、下の写真のようにムジナモは7株のみだった。タヌキモは多い。

白ポリバケツ水槽 アオミドロがいっぱい
タヌキモ、オオバナイトタヌキモは確認できる

白ポリバケツ水槽のムジナモ7株と多くのタヌキモ

ムジナモ、タヌキモを戻す
すっきりした白ポリバケツ水槽


陶器水槽 アオミドロいっぱい
ムジナモは確認できない

 以下、その他の水槽の様子を記載する。

黒ポリ容器水槽Ⅰ ムジナモは確認できない

 黒ポリ容器水槽Ⅱ ムジナモは確認できない

青プラスチックトレイ水槽 ムジナモ確認できない

透明プラスチック飼育容器水槽 上中央と左下にムジナモ、
タヌキモも確認できる

ガラス水槽 上に分枝しているムジナモ
日当たり悪い

上のアップアップ

発泡スチロール水槽 ムジナモは確認できない
処分する予定

こちらも青プラスチックトレイ水槽 
ムジナモ確認できない
右上にナガバオモダカの花

昨年春、非常に多くのムジナモが見られた青ポリペール水槽。今年も多くのムジナモが生育。水が澄んでおり、アオミドロが発生していない。他の水槽との違いは何なのか? それが分ればそうにも応用ができそうなんだが・・・。株数は数えていないが、200株前後はあると思われる。(昨年青ポリペール水槽で越冬芽が浮上し葉を展開し始めた時213株だった。)ここから10株を浴槽水槽に移入した。

青ポリペール水槽 見事に生育しているムジナモたち(再掲) 
ここから10株を浴槽水槽に移入

 今後水槽を整理すると共に、多数の水槽で生育し、冬越しさせたいと願っている。とりわけかつて大繁殖をしていた浴槽水槽の再現をしたい。また、青ポリペール水槽の秘密が知りたいと思っている。                              


2021年4月3日土曜日

4月3日 ムジナモ まずまずの生育 

 4月3日(土)13:20~ 曇り→晴れ 気音上昇気味 南の風


ポイント⑤ ムジナモ・タヌキモ

 大変なコロナ禍で、第4波が取りざたされている。ただ日本の場合、超過死亡数がマイナスになっていることが不幸中の幸いというか素晴らしいと私は思っている。医療従事者や関係機関の皆さんの献身的な努力、そして皆さんのコロナ感染予防、もし自分が感染していても人にはうつさないという心遣い・行動のたまものであると思う。

 そんな中、春は確実に訪れている。春爛漫の今日、ヤマザクラ、ミヤマツツジ、レンゲ、タンポポ、スミレ、その他の野草などが咲き乱れる生育地を訪れた。水位は十分と思われるが、スイレン・ヒツジグサまだ水面を覆いつくしていないので推定が見え、浅くなっていることがよくわかる。透明度は悪くないが、水面に白っぽい粉のようなものが浮いている。多分花粉だろう。

 早速ポイント③へ。以前からだが、淡水域と隔てられそうで孤立しそうになっている。残念ながらムジナモもタヌキモも確認できなかった。






 東に移動。ポイント③の東からポイント③・④間へ。するとムジナモを確認できてホッとした。既に葉を展開している。

ポイント③の東 今年初のムジナモ確認。左右にある。

上の写真の左上のムジナモを手に取る 分枝をしている 

手に取ったムジナモをノートの上に 捕虫葉ができている

 さらに進んでポイント④へ


 さらに進みポイント④の東へ。ムジナモが群れとなっていた。始めタヌキモは見当たらなかったが、少し東へ進むとタヌキモの群れが見られた。既にムジナモより大きくなっている。



 ポイント⑤の西へ 少し岸から離れたところにムジナモが見える。まだスイレンが密集してないのでよく見える。


 いよいよポイント⑤へ。西、中、東と3箇所で確認。例年と同じ傾向の生育傾向だった。

下の写真はポイント⑤ほぼ全景 枯れ草は主にアシ 株元にムジナモ、タヌキモが


 ポイント⑤西はムジナモ・タヌキモとも少ない。

 ポイント⑤中はムジナモ・タヌキモとも見事なほどにいっぱいだった。タヌキモはかなり成長している。写真は再掲を含め4枚。

中央にムジナモが多数確認できる

ポイント⑤中 再掲 ムジナモ・タヌキモともよく成長 とくにタヌキモは長く成長し、
捕虫のうが黒っぽいようで捕虫が進んでいるのではと思う。
ポイント⑤中

ポイント⑤中
 

ポイント⑤東 ムジナモはやや少ない。


 堤を超えてポイント⑥へ。少数のムジナモ確認。それと岸寄りにコウホネ(ヒメコウホネ)葉が2枚水面から突き出ているのを確認できた。昨年はコウホネを確認できなかったのではないかな。かつては広い範囲で生育して花もたくさん見られたのになぁ・・・。

ポイント⑥


ポイント⑥付近のヤマザクラ


ポイント⑥ コウホネ

 








 さらに東へ移動。途中ムジナモを少し確認して、ポイント⑦へ。いつものごとくスイレンが生育していない広いスペースがある。岸寄りのカキツバタの部元に幾つかのムジナモと1株のタヌキモ。

 ポイント⑦の東、そのすぐ東でムジナモ確認。


ポイント⑦と⑧の間(中間あたり)とポイント⑧の東でムジナモ確認。

 

 ポイント⑧の西でコウホネ(ヒメコウホネ)確認。多分ここでは去年もコウホネを見ていると思うが意識してなかった。

 ポイント⑧の西 下部中央にコウホネ(ヒメコウホネ)


 ポイント⑧ではムジナモもタヌキモも見られない。

スミレが多く咲いていた 下のスミレはポイント⑦の東


ポイント⑦と⑧の間  小さく可愛い野草の花。名前は不明。 スミレかと見間違えるが、別の花である。


ポイント⑦と⑧の間 イチイの雄花


 最後にポイント③へ戻り、北に進んで、ポイント②、①へ。ポイント②はブッシュで水面全くがいられない。ポイント①では光線の加減か、水面に浮いた花粉が目立った。ムジナモも、タヌキモも見られない。スイレンは生育が遅れている。

ポイント① 花粉だろうか 水面に浮いた白いもの


ムジナモ生育地西の道ばたに咲いていた在来種タンポポ

セイヨウタンポポと違い在来種の花期は短い


 ムジナモは、生育地の南側(ポイント③~⑦)の多くのポイントで見られる。(確証はないが、受けた印象として最近の何年かに比べてやや少ないかも知れない。)タヌキモはポイント⑤を除けばかなり少ない。

 ムジナモの花は多分期待できるだろう。タヌキモの花は見られるだろうか。そしてコウホネの花は咲くだろうか。