9月20日(木)14時45分~ 曇り 日差しがさすこともあった。
西寄りの風 水位は十分 ポイント①+12.5㎝
久しぶりに観察ができた。
生育地に着いたとき、イタチが何年かぶりに姿を見せたが、今回も写真に撮れなかった。残念。
水辺Mに注ぐ水路の岸
ポイント③やその北のタヌキモも元気いっぱいだった。
生育地西の水路のタヌキモ
さすがに秋。ハギがかわいい花をつけている。また、ヌルデの実も大きくなってきた。
ポイント③の西の堤 ハギの花
ポイント③の東の堤 色づいてきたヌルデとその果実
水辺Mの半島の東側あたりに、淡水赤潮がまだ残っていた。盛夏によく発生していた東岸にはなかった。
ポイント② 白花のスイレン
ポイント⑤の大きな変化はない。ポイント⑤東にはタヌキモ、ムジナモとも生育を確認した。
ポイント⑥では、例年通りオオバナイトタヌキモが大手を振り、花いっぱい。きれいではあるが、腹立たしい。ムジナモはオオバナイトタヌキモに周りを囲まれながらも元気。2、3年前にも見られたが、コウホネの地下茎が何本も浮いていた。
ポイント⑥
オオバナイトタヌキモの花 コウホネあるいはスイレンの太い地下茎
そして頑張っているムジナモの群れ
8月までムジナモが少なかったポイント⑦の西で、オオバナイトタヌキモが増えている。うれしいことは、オオバナイトタヌキモに囲まれながらもムジナモが増えていたことである。来年がちょっと楽しみである。このまま負けずに増殖を続けてほしい。ポイント⑦のムジナモの大繁殖の再来を期待する。
ポイント⑦の西
オオバナイトタヌキモに囲まれながらも頑張るムジナモ
ポイント⑦と⑧の間 こちらもムジナモが増えていた
驚いたことに、ポイント⑦と⑧の間に、ホテイアオイが放流されていた。放流した人は悪意はないであろうが、これが増殖したら大変なことになるのでは? 幸い岸寄りだったので、手に取り駆除することができた。他にはないようなのでまずは安心。同じように放流されたであろうオオバナイトタヌキモは今やどうしようもない。同じ轍は踏みたくないものである。これからも注意して見逃さないようにしたい。
ホテイアオイを陸にあげたとき、おもしろいことに根から2尾かわいいタウナギが出てきた。はじめウナギかと思ったがそうではなかった。タウナギも外来種かもしれないがこちらは放流した。
ポイント⑦と⑧の間 ホテイアオイ
とりあげ、駆除した
ホテイアオイの根から出てきたタウナギ
かわいい2尾のタウナギ
この後放流
ポイント⑧の西あたり、少し小ぶりに見えるコウホネが元気。毎年、ポイント⑥より生育が遅れているようだ。また、コウホネの間にムジナモが見える。ここでも個体数がふえているようでうれしい。
ポイント⑦と⑧の間 コウホネとムジナモ
ポイント⑦の西あたりからポイント⑧にかけて、8月までは個体数が少なかったと思うが、38日の間にムジナモの生育域が増えてきたようだ。かつてのポイント⑦や⑧の大繁殖の復活を期待したい。
なお、サンショウモやイチョウウキゴケは確認できなかった。また、ポイント⑦のジュンサイも確認できなかった。シャジクモも見られない。ポイント⑦の西の地中から生えているようなタヌキモも夏以降復活しなった。残念であるが、サンショウモのように2、3年後に復活したこともあるので、淡いかもしれないが期待は持ち続ける。