梅雨入りしたものの、初日の雨以降は空梅雨模様。昼頃弱い雨が降ったとのことだが気がつかなかった。生育地の水位の低下が心配。久しぶりのムジナモ生育地の観察に出かけた。
生育地西の田植えを終えた水田は水が張られ、稲は元気に育っている。オタマジャクシもいた。年々耕作されていない田が増えているようでさみしい。
生育地は、カキツバタの花はもう全く見られず、果実が大きくなっている。水位が低く底が水面から出ている箇所あちこちに。水色は黒っぽい。スイレンがますます生育範囲を広げている印象を受ける。すでに花をつけている。午後のため閉じている花がほとんど。
ムジナモはポイント⑤から東側の多くで見られたタヌキモは、ポイント③で見られ、その他のポイントでは実際にはあったのだろうが、目がムジナモの方に行っていてタヌキモは目に入らなかった。
ポイント③付近
水田のための取水口がある。取水するために掃除がされていた。そのためかどうかわからないが、タヌキモはあまり見られなかった。しかし今後どんどん増殖していくだろう。スイレンが迫ってきてタヌキモの生育範囲がせばまれていく。ポイント③の南にアザミが咲いていた。
ポイント③ 生育範囲は狭くなった
ポイント③ タヌキモ
ポイント③南東の堤 アザミ
ポイント④付近~④・⑤の中間
岸際は草が生い茂り観察しづらい。水位が低くなっているのがわかる。
ポイント⑤
ほぼ毎年のことではあるが、岸際は干上がっている。多くのムジナモがピンチになっていた。しかし、その奥は水を得たムジナモがある。
ポイント⑤全景
ポイント⑤
ポイント⑤
ポイント⑤
ポイント⑤
ポイント⑤
ポイント⑤
ポイント⑤
生育地を二分する中央の堤際はスイレンがない部分がある。 その一角にムジナモの小さな集団があった。
ポイント⑥
ポイント⑥
何株かのムジナモを確認。
ポイント⑥・⑦の中間 ムジナモ
ポイント⑥・⑦の中間 クチナシ
ポイント⑦・⑧の中間~ポイント⑧岸際の草が強めに踏み荒らされている箇所がいくつかあった。沖に向かって何度か入っていったように見える。ムジナモの個体数は上記のポイント⑥・⑦の中間~ポイント⑦よりやや多いように感じた。やはり干上がりかけているムジナモも多数あった。コウホネの花があった。悪臭(腐敗臭か)が気になった。カメの卵であろうか、泥の上に4~5㎝の薄茶色の卵があった。そっと触る。殻は固くなかったので鳥の卵ではないと思う。水に沈む。すぐもとに戻した。
ポイント⑦・⑧ スイレン
ポイント⑦・⑧ 干上がりそうなムジナモ
ポイント⑦・⑧ ムジナモ
ポイント⑦・⑧ ムジナモ
ポイント⑦・⑧ ムジナモ コウホネ
この時期水位の低下はよく見られることである。ムジナモ全体としては大丈夫だろう。自宅の栽培品より大きいようだ。今後十分体作りをして花をたくさんつけてほしい。タヌキモが元気ないが、今年こそは花を見られるだろうか。