2017年6月18日日曜日

6月18日 生育地は水不足

6月18日(日) 曇り 風弱い 15時35分~

 梅雨入りしたものの、初日の雨以降は空梅雨模様。昼頃弱い雨が降ったとのことだが気がつかなかった。生育地の水位の低下が心配。久しぶりのムジナモ生育地の観察に出かけた。

 生育地西の田植えを終えた水田は水が張られ、稲は元気に育っている。オタマジャクシもいた。年々耕作されていない田が増えているようでさみしい。

 生育地は、カキツバタの花はもう全く見られず、果実が大きくなっている。水位が低く底が水面から出ている箇所あちこちに。水色は黒っぽい。スイレンがますます生育範囲を広げている印象を受ける。すでに花をつけている。午後のため閉じている花がほとんど。
 ムジナモはポイント⑤から東側の多くで見られたタヌキモは、ポイント③で見られ、その他のポイントでは実際にはあったのだろうが、目がムジナモの方に行っていてタヌキモは目に入らなかった。

ポイント③付近
 水田のための取水口がある。取水するために掃除がされていた。そのためかどうかわからないが、タヌキモはあまり見られなかった。しかし今後どんどん増殖していくだろう。スイレンが迫ってきてタヌキモの生育範囲がせばまれていく。ポイント③の南にアザミが咲いていた。

  ポイント③ 生育範囲は狭くなった 


  ポイント③ タヌキモ


  ポイント③南東の堤 アザミ


ポイント④付近~④・⑤の中間
 岸際は草が生い茂り観察しづらい。水位が低くなっているのがわかる。

ポイント⑤
 ほぼ毎年のことではあるが、岸際は干上がっている。多くのムジナモがピンチになっていた。しかし、その奥は水を得たムジナモがある。


  ポイント⑤全景
 
  ポイント⑤
 
  ポイント⑤
 
  ポイント⑤
 
  ポイント⑤
 
  ポイント⑤
 
   ポイント⑤
 
  ポイント⑤
 
ポイント⑥付近
 生育地を二分する中央の堤際はスイレンがない部分がある。 その一角にムジナモの小さな集団があった。
   ポイント⑥
 
  ポイント⑥
 
ポイント⑥・⑦の中間~ポイント⑦
 何株かのムジナモを確認。


  ポイント⑥・⑦の中間 ムジナモ
 
  ポイント⑥・⑦の中間 クチナシ
 
ポイント⑦・⑧の中間~ポイント⑧
 岸際の草が強めに踏み荒らされている箇所がいくつかあった。沖に向かって何度か入っていったように見える。ムジナモの個体数は上記のポイント⑥・⑦の中間~ポイント⑦よりやや多いように感じた。やはり干上がりかけているムジナモも多数あった。コウホネの花があった。悪臭(腐敗臭か)が気になった。カメの卵であろうか、泥の上に4~5㎝の薄茶色の卵があった。そっと触る。殻は固くなかったので鳥の卵ではないと思う。水に沈む。すぐもとに戻した。
 
  ポイント⑦・⑧ スイレン
 
   ポイント⑦・⑧ 干上がりそうなムジナモ
 
   ポイント⑦・⑧ ムジナモ
 
   ポイント⑦・⑧ ムジナモ
 
  ポイント⑦・⑧ ムジナモ コウホネ
 
ポイント⑦・⑧ 卵

 この時期水位の低下はよく見られることである。ムジナモ全体としては大丈夫だろう。自宅の栽培品より大きいようだ。今後十分体作りをして花をたくさんつけてほしい。タヌキモが元気ないが、今年こそは花を見られるだろうか。