2018年11月18日日曜日

11月18日(日)ムジナモ大群が越冬芽を作る

11月18日(日) 晴れ→曇り ほぼ無風 14時15分

 もう越冬芽(冬芽)をつくっているだろうな。昨年同様大量の個体数だろうなと思いつつ、なんと3ヶ月ぶりのムジナモ生育地の観察となった。
 午前中は快晴だったが、午後は晴れから曇りへと天気は下り気味。ほぼ無風で寒くもなく、紅葉も進んでおり行楽日和。生育地西の水田は、稲刈りはとっくに済んで、切り株から稲が育っていた。

 水位は低い。底が水上に出ている場所が多い。水は澄んできている。スイレンが枯れてきてすっきりした。オオバナイトタヌキモはまだ花をつけているのもあるが、反応しなかった。ポイント⑦あたりで、マツやイチイの仲間の樹木、ポイント⑧ではヒノキの葉が一部茶色に枯れかかっていた。夏の日照りの影響だろうか。来年までに回復すればいいが・・・。

 
ポイント③から、東へ④、⑤~⑧といつも通りに観察。その後ポイント③に戻って、ポイント②~①へと進む。
 予想通りというか、期待通りというか、ムジナモは多くのポイントで群生。越冬芽が大きくなっている。一方タヌキモはかr衛方が早く、確認した個体数はムジナモに比べると非常に少ない。同様に越冬芽ができている。
 多分今年は、よく開花したと思われる。しっかり越冬して来年も繁茂し、いっぱい咲いて欲しい。

 
 ポイント③からポイント④・⑤を望む ポイント③右の方
 
 ポイント③ ムジナモとタヌキモ  
         左上から中央にかけてタヌキモ 緑の粒状に見えるのがムジナモ
 
 ポイント③ ムジナモ越冬芽
 
 ポイント③ タヌキモ越冬芽
 
 ポイント③の南東 前方にポイント②・①
             ポイント③は左の方
 
 ポイント③と④の間 ヌルデ?
 
 ポイント④  枯れつつあるオオバナイトタヌキモの中にムジナモが。
 
 ポイント④と⑤の間 ムジナモは多い。スイレンの衰退がよく分かる。
 
 
 ポイント⑤西 ポイント④、⑤あたりほどではないがムジナモがある。
 
  ポイント⑤中 水上に出てしまいそうなムジナモ
 
 ポイント⑤東 ムジナモ
 
 ポイント⑤の対岸 よく熟れたカキ 
 
 ポイント⑥あたりの石柱 アキアカネか? 動きが鈍そうだった
 
 ポイント⑤ 右はナンキンハゼ
 
 ポイント⑥ 少し角度を変えて
         ムジナモはある 生育範囲が狭ばまってきている
 
 ポイント⑥ 枯れつつあるオオバナイトタヌキモの中央にムジナモ 
         右上は花をつけたオオバナイトタヌキモ
         黒い点状のものはカキツバタの種子
 
 樋のあたり ムジナモ 細かい繊維上のものは枯れてきたオオバナイトタヌキモ
 
 ポイント⑦の西 葉の一部が枯れたイチイの仲間 マツモ同様に一部の葉が枯れてアイル
             ポイント⑧ではヒノキも一部の葉が枯れていた
 
 ポイント⑦ ムジナモ まだ少ないが、復活の兆しを感じる 
 
 ポイント⑦と⑧の間 ムジナモ 越冬芽を作りつつある事が分かるかな  
 
  ポイント⑦と⑧の間 ムジナモ 黒っぽく見えるが、揺すると汚れが落ちてきれいな緑色になる
 
 
 
 
 
 
 

2018年8月13日月曜日

8月13日(月) ムジナモの花がいっぱい 動画入り

8月13日(月) 晴れ 微風 猛暑 12時15分頃~


 圧巻の左上に2輪、右下に2輪と4輪が同時開花

 昨日の生育地の様子から、今日はかなり咲くのではないかと期待し、灼熱の昼過ぎに観察に。ポイント⑥以東を中心に観察する。冒頭の写真を初め、何輪も見ることができた。

 圧巻は、4輪の競い咲きだ。3輪が一緒に咲いているのは見たことがあるが、4輪一緒なのは初めてで、落ち着いていられないぐらいだった。4輪を1輪づつ写した。


 上のムジナモの花を別の角度から撮影


 左の1輪
 
 上の1輪
 
  したの1輪
 
 右の1輪 
 
 上の花以外にも何輪も確認。蕾もいくつも確認。明日以降も連日咲くだろう。
 なお、昨日の蕾は、今日咲いたかどうか確認できなかった。
 
 ポイント⑦の西  左上のスペースにははムジナモがぎっしり。右下にムジナモの花。
 
 上の写真の右下部分 ムジナモの花。 
 
 動画
 
 
 

2018年8月12日日曜日

8月12日 ムジナモ開花と大繁茂

8月12日(日) 午前は曇り、午後弱い雨の予想ながら晴れ 西の風 12時22分~


 猛暑続きの日本列島。暑さはムジナモの繁茂と開花を期待させてくれる。昨晩多少降水があったものの、日照り続きで水位の低下が心配。
 今日も猛暑日に肉薄する暑さ だった。12時過ぎにムジナモ生育地へ。3ヶ月ぶりの観察となる。
 水田は水を抜かれていたが、生育地西の農業用水路にポイント③から取水された水の吹き出しがあった。案の定生育地の水位は低下。ムジナモは生き延びているが、岸際は干上がり、今後が心配。

 スイレンはぎっしり。花は少なかった。水色は黒っぽい。オオバナイトタヌキモは花をつけている。これから勢力を増すだろう。コウホネは目につかず、花も見られなかった。期待しているタヌキモの花も見られない。

 早速ポイント③へ。なんと水がなく底が表面に出ている。ムジナモもタヌキモも今にも干上がりそうで息絶え絶えだ。せっかく今年復活したムジナモ、今後が心配だ。
 
 ムジナモもタヌキモも息絶え絶え。さらに水は取水口へ流れていた。
 
 ポイント④から⑤へ。岸際のムジナモは干上がりそうだが、その沖側は、スイレンの葉の間で元気に繁殖。ポイント⑤では、開き切っていないものの花が見られた。
 
 ポイント④ 干上がりそうなムジナモ・タヌキモ
 
 ポイント④と⑤の間 ムジナモ・タヌキモ・オオバナイトタヌキモ
 
 ポイント⑤の西 ムジナモ・タヌキモ  
 
 ポイント⑤のムジナモの花 まだ開ききれないのか?
 
 さらに東に移り、ポイント⑥から樋のあたりへ。
 ポイント⑥では、狭いスペースながら、いつの間にかムジナモがいっぱい。中央部分カキツバタの葉の右に花が。また、東の樋のあたりでも、ムジナモがいっぱい繁殖。期待の花に会えた。前日の開花したもの、今日咲いているもの、明日咲くであろう蕾などが見られ、連日の開花のようだ。
 
 ポイント⑥ 今年はムジナモがいっぱい。遠目ながら花も咲いている。 
 
 樋のあたり 元気なムジナモが。
 
 右上が樋。よく繁茂しているムジナモ。 
 
 樋の近く   チョウトンボとバックのムジナモ繁茂
 
 樋の近く 感動のムジナモの花 開ききっていないのが残念。おしべめしべがほとんど見えない。
 午前中曇天だっただろうか。左上は昨日の開花か。13時12分頃
 
 上の写真をトリミングしたもの(再掲)
 
 ポイント⑥と⑦の間 オオバナイトタヌキモの花
 
 さらに進み、ポイント⑦へ。
 近年、ポイント⑦では、かつての大繁茂を想像できない衰退であったが、今年は、驚きの復活。ポイント⑦の西も大繁茂。ポイント⑦にも多数のムジナモが。
 
  ポイント⑦の西 スペースを埋め尽くすいっぱいのムジナモ。
 
 ポイント⑦東 蕾か?
 
  ポイント⑦と⑧の間 花と咲いた後
 

 
 ポイント⑦と⑧の間 ムジナモ大繁茂とスイレンの花
 
 
 

2018年7月10日火曜日

7月10日(火) 栽培容器のPHを調べ、肥料投下

7月10日(火)AM  快晴 

 甚大な被害をもたらしている記録的大雨だった。被災各地で懸命の救助、捜索活動が続いている。被災者・被災地区にお見舞い申し上げます。一人でも多くの命が救われることを願っています。

 昨日は、雨も降ったが、今日は朝からセミが鳴き、雲一つない快晴で、まるで真夏のようである。
ムジナモ生育地では、そろそろ開花するのではと期待している。

 6月18日の地震で浴槽水槽から飛び出してしまったムジナモたちのその後も元気がない。1株消失し、全体に小ぶりである。水質が悪いのかもしれない。そこで、一番よく生育している白ポリバケツ水槽、浴槽水槽と同じように真砂土とカキツバタで今年新しく作った陶器水槽、そして浴槽水槽のPHを調べてみた。
 結果は、いずれもほぼPH7.0だった。水質的には問題ない。長年使っている白ポリバケツ水槽は、ムジナモもタヌキモも順調に生育しているので問題ないだろう。ただ、いまだにオオバナイトタヌキモが出てくるということはある。

 
  PH測定結果 いずれもPH7.0
 
 
各水槽の様子

 白ポリバケツ水槽 ムジナモもタヌキモも順調 オオバナイトタヌキモが完全には駆除できてない 
 
 陶器水槽 浴槽水槽 ムジナモは22株+分枝6芽で順調 
 
 浴槽水槽  タヌキモは最近元気になってきたが・・・、
 
 浴槽水槽 ムジナモは5株となり、消失するのではという不安・・・(撮影のため集めている)
 小魚は、先日追加している
 
 
 とすると浴槽水槽の問題は貧栄養すぎるということか。アオミドロなどはほとんど発生していない。(陶器水槽も貧栄養だろうが、ムジナモが22株で分枝が3芽。まずまずの生育状態と言えよう。狭いから良いのかもしれない。)浴槽水槽のムジナモは近々消失する恐れがある。
 そこで、5株とも別容器に移し、思い切ってためしに緩効性の化成肥料を3粒入れてみた。肥料を与えるのは十数年の栽培で多分初めてだ。
 今後どうなるか不安でもあり楽しみでもある。水温上昇に気をつけながら、見守りたい。