7月26日(月)14:20~ 晴れ 真夏日 西の風
コロナ禍の厳しい条件下、賛否の意見が飛び交う中、東京オリンピックが熱を持って繰り広げられている。日本選手の活躍を期待している。安全に実施され、全世界に感動を与えて欲しい。
栽培品のムジナモは10日以上の連日の開花で感動を与えてくれたが、さて、生育地のムジナをは花を咲かせているだろうか。
生育地に着く。暑い。西寄りの風。稲作されている水田が減っている。めずらしく人影はない。水位は十分。スイレンが一面に繁茂。
特筆すべきは、ポイント①でムジナモが生育していたことだ。
ポイント① ムジナモ
ポイント③
周囲が鬱蒼として、観察しづらくなっている。日差しは余り届かない。水位は高いが、底が上がってきて孤立しかかっている。水位が下がると他の場所と隔てられかも知れない。ムジナモ、タヌキモ共にあるが、株数は少ない。
ポイント③
ポイント③ ムジナモ タヌキモ
ポイント③の東からポイント④
場所にもよるが、岸際にムジナモ、タヌキモが多い場所がある。沖寄りはスイレンが繁茂しムジナモがあるだろうが確認できない。
ポイント③の東 荒らされたカメの卵 カラスだろうか
ポイント③と④の間 ムジナモ タヌキモ
ポイント④ ムジナモ
人が入ったようで少し踏まれている。水位は十分。岸からの観察に止める。、かつては連日の開花で歓喜したポイントである。
水底が浅くなりス中州化が進む。スイレンも繁茂。ムジナモ生育スペースが益々限られる。
ポイント⑥ ぎっしりのスイレン 閉じた花が多いが、一部咲いてオオバナイトタヌキモの花オオバナイトタヌキモの花
樋のあたり ムジナモ オオバナイトタヌキモ
樋のあたり ムジナモ オオバナイトタヌキモ
ポイント⑥と⑦の間 ムジナモ オオバナイトタヌキモ
ポイント⑦の西から⑦
相変わらずこれといった植物が生育していないスペースが広い。ムジナモがあっても風で流されてしまうのだろうか。アシなどが生えていればとどまるのかもしれない。岸際にオオバナイトタヌキモの中にムジナモがある。
イトトンボ、チョウトンボがいる。特にチョウトンボ多く美しい翅を光らせ目に入る。繁殖行動を見せたペアがいたが、一瞬遅くカメラに収められなかった。
ポイント③まで戻り、ポイント②から①へ進む。ポイント②は笹などが生い茂り、観察不能。ポイント①へ。前回の観察でタヌキモがあったので楽しみ。水色は濃いめで黒っぽい。スイレンがあるが全面を覆っているわけではない。北岸の岸よりにタヌキモを確認しようとすると、何とムジナモが。2002年~観察を続けているが、かつて何年かはポイント②で確認していたが、ポイント①でムジナモを確認したことはなかった。驚きである。スイレンが生えている間の移動はし難いと思う。スイレンが枯れてきたとき、南風で運ばれてきたのだろう。あるいは春先越冬芽が浮上したとき南風で運ばれてきたのであろうか。いずれにしても今後の観察の楽しみではある。