2013年9月29日日曜日

9月29日 秋の声

9月29日(日)14時40分~ 快晴 弱い東よりの風

 54日ぶりの観察である。
  ムジナモの開花期に行けなかったことが残念。前回の観察(8月6日)では、花も蕾もいっぱいだったから、8月の中旬ごろまでは連日の開花であっただろう。

 さて、厳しい夏、経験したことのない豪雨、竜巻も去り、紅葉は進んでないものの、秋の気配は徐々に深まっている。生育地西の水田は、稲穂がしっかりと実り、すでに借り入れの終わった田んぼがほぼ半分。畔には盛りを過ぎた彼岸花が咲いていた。稲穂の上をアキアカネだろうか2匹飛んでいた。イナゴがいっぱいの田んぼもあった。

黄金色に輝く稲穂
 
 ムジナモ生育地西の水路に、今年もタヌキモが流出。ポイント③で水田用に取水した時に、ポイント③のタヌキモが流れたのだろう。しかも水辺Mに流れ込んでいた。水辺Mではタヌキモは生育しているのか? 丹念に見たわけではないからはっきりしたことは言えないが、ここ数年確認したことはない。来年はぜひ見たいものである。

水路で野草にひっかかったタヌキモ 

水辺Mにまで流れたタヌキモ
 
 ポイント③では、タヌキモがよく繁殖している。左方下ににトンネル式の取水口がある。そこからタヌキモが流されたのだろう。なお、昨年はポイント③の北側までタヌキモが大繁殖をしていたが、今年はそこまでではない。
 
ポイント③ タヌキモ

ポイント③ タヌキモ
 
 ポイント①で水位を確認。+9.0㎝で十分。すぐ北には、アケビの実がたくさんなっていた。もうすぐ食べごろのよう。
ポイント③の北 間もなく熟れる三つ葉アケビの実
 
 ポイント④あたりから水辺Mを見ると、淡水赤潮がわずかに残っているのが見えた。
水辺M 淡水赤潮

 ポイント⑤へ。アシやカキツバタなどがぎっしりと繁茂。西ではムジナモ・タヌキモとも確認できず。中では野草のため観察できなかった。東はムジナモもタヌキモも健在。
ポイント⑤東 ムジナモ

ポイント⑤東 タヌキモ
 
 すぐ隣のポイント⑥へ。様相は一変する。オオバナイトタヌキモが大手を振り、黄色の花が一斉に咲いている。ムジナモはオオバナイトタヌキモに囲まれ、申し訳なさそうになんとか生き残っているという感じだった。

ポイント⑥ オオバナイトタヌキモに囲まれたムジナモ数株

ポイント⑥ オオバナイトタヌキモの花

 さらに東へ移動。ポイント⑥と⑦の間あたりのガマズミの実が鮮やかだった。
ポイント⑥と⑦の間 色鮮やかなガマズミの実
 
ポイント⑦のあたりは、スイレンとコウホネのせめぎあいが少なく隙間が広いのだが、かつてのようなムジナモ大繁殖はない。西・中ではムジナモ、タヌキモ共確認できた。昨年水中にあった微生物(?)の塊が剥がれたのか浮かんでいた。

ポイント⑦の西 オオバナイトタヌキモとムジナモ

ポイント⑦の西 タヌキモ

ポイント⑦の西 ムジナモ

ポイント⑦の西 ムジナモ
 
 
ポイント⑦ ムジナモ
 
ポイント⑦ 微生物(?)の塊
 
 ポイント⑧では、風で流されてくるのか、それまで確認できなかったムジナモがこの時期見られるようになる。
 
ポイント⑧ ムジナモ

ポイント⑧ ムジナモ

ポイント⑧ ムジナモ
 
 観察を終え帰るとき、ポイント④の道を挟んだ南側の草原にアキノエノコログサなどのイネ科の穂が太陽光線を斜めに受け、美しく金色に輝いていた。

ポイント④の道を挟んだ南 逆光で金色に映える野草の穂
 
 
 

2013年8月6日火曜日

原爆の日に咲く

8月6日(火)12時30分~ 晴れ 弱い北寄りの風

 今日は広島原爆の日。

ひっそり咲いていたムジナモの花

 このところ何かと忙しく、なかなか観察の時間が取れなかったが、今日は合間ができたので観察に出かけることができた。
この夏は実に雨がよく降る。地球温暖化の影響か、局地的大雨で甚大な被害が出ており、痛ましいかぎり。早い復旧を願っている。昨晩からの雨が尾を引いて明け方も弱い雨が降っていたが、その後回復。観察に出かける頃は晴れており、非常に暑かった。今年はムジナモの株数が少ないが、猛暑ということもあり、自宅の栽培品も開花したので、生育地のムジナモも咲いているのではと期待して出かけた。

 水田からの排水が水辺Mに入るポイントに、4,50㎝ほどのコイがヒューム管を遡上しようと集まっていた。大きなナマズもいたようだった。ナマズの写真は撮れなかった。2年ほど前だった、4、50㎝もあろうかというナマズが水田の方まで遡上していたことがあった。この時期見られる遡上ナマズは産卵行動中なのだろう。
 
 生育地西の水田は水がはられ、ウキクサも多い。最も生育地に近い水田の方に行くと、何匹ものイナゴが飛び立った。畔道を歩いてみると次々に逃げるように素早く飛び立つ。イナゴの大量発生といっていいだろう。これも今年の異常気象のせいか? 稲の生育に大きな被害が出なければいいが・・・。

一斉に飛び立つイナゴ

飛ぶ様子

稲に被害でるだろうか?
 
ポイント③に来ると、水位は十分。スイレンの花が少ないことを思った。タヌキモはよく繁殖している。花は咲きそうにない。2002年はこのポイントで咲いていたものだ。今日は、今年初めて昨年大繁殖したポイント②と③の間でもタヌキモを見た。

ポイント③ 大きく育ったタヌキモ

ポイント②と③の間 やっと見たタヌキモ
 
 
ポイント①へ。水位は+10.0㎝で十分。排水溝の仕切りの板がこわれてなくなったので、いくら雨が降っても排水されてしまうので水位はそれほど上がらない。ここでは小さめの白のスイレンの花が反逆光に美しく映えていた。

ポイント① 半逆光に映えるスイレンの花
 
 ポイント④の堤あたりから水辺Mの南東側の淡水赤潮が見えてくる。それほど広がってはいない。半島の東側にもうっすらと確認できた。

水辺M 南東側の淡水赤潮 
 
 
7月24日にカメに噛まれたポイント⑤へ。前回は曇り空で暗かったこともあってムジナモを確認できなかったが、今日はどうか? 西、中ともタヌキモもムジナモも全く見られない。東は今日はよく見えて、ムジナモも何株か確認できる。ああよかったと思っていると、ムジナモの花が一輪ひっそりと咲いているではないか。広島原爆の日に見事咲いてくれた。生育地では今年初めて見る花。まさにやったぁという気分。まわりの草のため日当たりがいいとはいえないが、まずまずの開き具合。(今日は全部手持ちで撮影したの写り具合は満足できない。)

ポイント⑤東 ムジナモ タヌキモ
この写真の少し左にムジナモの花が咲いていた

ポイント⑤東 ムジナモの花
 
 もう一歩近づいてアップで(再掲)

 という事は、日当たりのよいポイント⑥だったら、株数は去年よりずっと少ないものの、咲いているかも・・・と期待は高なる。はたして、実に何輪も咲いているではないか。目を移していくとここにも、あそこにも、そして蕾らしきもの、咲きそうで開けないものなど、すごい!! ムジナモの株数も増えていたようだ。
 
 
ポイント⑥ 左上に蕾、右下に花
ムジナモの株数も多い
 

ポイント⑥ ムジナモの花
 
同アップ

ポイント⑥ 右下に蕾2つ 明日は咲くかな?
 

ポイント⑥ まだ十分開いていない

こちらはほぼ開いている
 
 ポイント⑥の東の樋の西に蕾1輪、東にも花を2輪確認。下の写真は東の花2輪。やや遠いのではっきりしないが、十分開ききっていないのだろう。また、樋の西に今年初めて見るオオバナイトタヌキモの花がきれいに咲いていた。悔しい、タヌキモの花が見たいよう。
 
樋の東 ムジナモの花
開ききれていないのではっきりわかりにくいようだ
 
 
樋の西 オオバナイトタヌキモの花
 
 
 ムジナモの花を観察している時に、ジャミ(小魚)の大群がやってきた。今まで何度も見たが、今日のものはまだ小さいし、色が黒っぽい。ワタカの子どもだろうか?
 
ポイント⑥ 小魚の群れ
 
 続いてポイント⑦の西へ。ここで、タヌキモは勿論、今日はムジナモも確認できた。ここで増殖すると観察しやすいのだが・・・。ポイント⑦ではムジナモはなかった。

ポイント⑦の西 ムジナモ・タヌキモ
 
 最後に、ポイント⑦と⑧の間から⑧へ。間のカキツバタとうの株元ではタヌキモもムジナモも確認できなかった。ポイント⑧では、きれいな青色のイトトンボのおつながりに出合った。きれいなカーブでハートを描いている。7月18日に見た、と同じトンボ(セスジイトトンボ?)か? ずっと同じ場所にいたので、少し距離があるが、ピントの合ったぶれの少ない写真をと9枚も写した。
 
 ポイント⑧ セスジイトトンボ?のおつながり
 
 ポイントによっては、アシやカキツバタなどが踏み荒らされているのが気になった。
 今年は雨がよく降るのでポイント③からの水田への取水は行われていないのかもしれない。昨年のような水路へのタヌキモの流出は今のところない。昨年、水路から水辺Mにタヌキモが流れ込んだと思われる。くまなく探したわけではないが、水辺Mではタヌキモを確認できてない。
 夕方、また激しいにわか雨になった。でも、ムジナモはきっと明日もいっぱい花を咲かすだろうな。残念ながら明日は観察に行けない。次に行けるのはお盆のころだろうか? そのころにも咲いてくれるかなぁ。 

2013年7月27日土曜日

7月27日 自宅のムジナモ その後

25日朝、一泊で旅行に出かける。
朝、前日咲いた株のその後、開花できなかった株のその後を確認。開花した株は、当たり前のように花茎を曲げてうなだれていた。咲きそうで咲けなかった株はしゃきっとまっすぐ。今にも咲きそうな気配であった。(十分な明るさでなかったので、写真は不鮮明。ストロボを使えばよかった。)

昨日咲いた株 例にもれずうなだれている

前日咲けなかった株 今にも咲きそうな雰囲気
 
 で、昨夜帰宅して、家人にどうだったと聞くと咲けなかった株も首をうなだれていたとのこと。写真を写した後、元気をなくしてしまったようだ。
 
 今朝、改めて観察。2つの株とも花・蕾の部分を水面につけていた。
 
咲いた株 わかりにくいが咲いた部分は水面に没している

咲けなかった株 左上に元蕾の部分が
 
 昨年も自宅で開花したが、果実を確認できなかったので、今年は果実を得たいと思っている。
 
 

 
 

2013年7月24日水曜日

7月24日 自宅のムジナモ見事開花

7月24日(水)午後~ 昼まで曇り 昼から回復快晴に

 所要があって外出。昼頃に帰宅。ずっと曇っていたが、かなり明るくなってきた。開花の期待でわくわく。
早速庭に出る。オオッ! 咲いた。左の蕾はかなり開いている。まだ完全ではないがあとは時間の問題。右の蕾は白っぽくなった気がするがほとんど開いていない。

 
12時14分ごろ 

 ここで外出。雲越しに太陽が感じられるようになった。すぐに帰宅し、再び、ムジナモ観察に。左のものはきれいに開いていた。右のものはやはり開いていない。

12時47分ごろ
均整よく開花している

12時57分ごろ とても可憐に見える
花びら・がく・柱頭・やく・子房もよくわかる

13時4分ごろ


13時5分ごろ こちらは開かなかった右の蕾 
今日は開かないだろう
 
 ここで一服。バッタが脱皮したものの、水の上なので悪戦苦闘しているのを発見。うっかり触れてしまってから撮影した。左に見える抜け殻といっしょにいて、バタバタしていた。カキツバタの茎か葉から落ちてしまったのかもしれない。体は当然のことまだ柔らかかった。このあと、草につかまらせてやった。

脱皮直後のショウリョウバッタ
 
 再び、ムジナモです。

13時8分ごろ


13時30分ごろ
左端中央よりやや下カキツバタの手前に開花したもの 
右上端っこに蕾のまま開かなかったもの

13時32分ごろ
 
16時56分ごろ かなり閉じてきた

15時38分ごろ 花びらはほとんど閉じた 
がくももう少しで閉じそう
 
 
16時45分ごろ がくがなかなか閉じない



16時45分ごろ こちらは咲かなかったもの
これではもう咲かないかもしれない
 
 
 観察中に太陽が覗いた。その後再び曇ったりしたが、今(午後2時40分)は快晴となっている。
 まあ、見事に咲いたものである。蕾のままだったものは明日どうだろう? 明日・明後日は不在のため残念ながら確認できない。ひっそりと咲いているのだろうか? それとも開かずじまいだろうか?
 
 
 
 
 

7月24日(水) 自宅に開花直前の白くなった蕾が2つも

7月24日(水)6時30分ごろ~ 雨

 朝6時半ごろ、いつもどおり雨戸をあけた。少しぱらついている。 
 狭い庭に植えた草花などを少し見た後、昨年開花したバケツのムジナモはひょっとして蕾をつけたかなと覗いてみた。どうってこともなく、いつもどおり元気に所狭しとひしめき合っている。蕾はない。古い浴槽を置き、カキツバタ、タヌキモといっしょにムジナモが入れてある。今まで、オオバナイトタヌキモが取っても取っても伸びてくるので時々取り除いている。今朝もオオバナイトタヌキモが気になったので取り除いていると、なんと蕾があるではないか。しかもすでに先が白っぽくなっている。(今日以前は蕾が付いていることは気がついていなかった。あー恥ずかしいーっ。)今日咲くかもしれない、そんな雰囲気を漂わせている。いや今日は天気がもうひとつだから明日かもしれない。明日から乗鞍登山に行くから、明日咲いたらどうしようなど考えた。

 ともかく写真だと思い、EOSを取り出した。100mmマクロレンズで狙う。写していたらもう1つの蕾を見つけた。10年以上の栽培の中で浴槽のムジナモに花が咲いたことはない(バケツなどで栽培しているムジナモは咲いている。)ので、これは大変なこと。興奮する。ほとんど蕾をつけることがないのに、同時に2つの蕾ということは、蕾に分化する重要なスイッチが入る気象的な条件を示唆しているのかもしれない。写真の方は、朝で悪天候で暗いため、カメラの感度をISO3200にしても手持ちではぶれてしまう。雨が降ってくる中、三脚を出して傘をさしながら、なんとかぶれの少ない写真が撮れた。
 
 

初めに気がついたムジナモの蕾 
雨が付いてみずみずしい

 引き続き見つけたムジナモの蕾
今にも咲きそう こちらもいかにもみずみずしい
 
こちらは部屋のガラス戸際から写したもの
中央に1枚目の写真の蕾を写し込んでいる
 
天気が回復して、今日咲いてくれることを願う。
 
追伸
 カメに噛まれた人差し指。傷はまだ残っているが、昨日あたりからほとんど痛みを感じなくなった。感染症などもないようで安心しました。