このところめっきり冬めいてきた。例年に比べて寒いようだ。このところ屋外に駐車している車の窓ガラスに霜が降り、取り除くのが結構面倒になっている。
43日ぶりの観察だ。越冬芽たちはどうなっただろうか。もうほとんど沈んでしまってわからないかもしれないなと思いつつ昼過ぎに生育地へ。
快晴で風も微風。観察日和である。落葉も進み、紅葉も少なくなった。サクラもナンキンハゼも葉を落とし、一部のモミジが鮮やかな色を見せていた。
水辺Mの北岸 鮮やかな色合いを見せるモミジ
生育地西の水路 小魚の群れ
生育地に着くと、さすがにスイレンはかなり葉が枯れてしまった。
ポイント③では、タヌキモも全然確認できなかった。南西角の日当たりの悪い部分は午後だというのに一部氷が残っていた。朝どの程度氷が張っていたかわからないが、驚いた。
ポイント③南西角 とけ残った氷 きれいな模様を見せている
ポイント③の北 青々としたオオバナイトタヌキモ
ポイント①から南を望む つきあたりがポイント③
ポイント⑤中 枯れたアシがきれい
隣のポイント⑥。コウホネもだいぶ寒さで痛んでいる。オオバナイトタヌキモの上に乗ったムジナモの越冬芽がいくつか見られる。日当たりの悪いところはポイント③と同じように氷が一部解け残っていた。
ムジナモの越冬芽とオオバナイトタヌキモ、コオホネ
解け残った氷 左下にはムジナモの越冬芽が1つ
ポイント⑥と⑦の間で⑦寄りで、オオバナイトタヌキモが浮島のようになっていた。
ポイント⑦と⑧の間。コウホネの様子。葉は少し残っているだけ。
ポイント⑧の西あたりでは、結構ムジナモの越冬芽が見られた。
浅いとはいえ、浮いてはいないので手持ちでの写真撮影はピント合わせがむずかい。
ポイント⑧ではムジナモの越冬芽とともに、タヌキモの越冬芽もあった。この時期としては珍しいと思う。
ポイント⑧ ムジナモの越冬芽
ポイント⑧ タヌキモの越冬芽
ポイント⑧ タヌキモの越冬芽(上の写真のもの)と
ムジナモの越冬芽(上の写真とは別のもの)
今日の観察が今年最後になりそう。今年はムジナモの花を見ることができよかった。来年もいっぱい咲いてほしいものである。一方、タヌキモの花はここ数年見ていない。かつてはいっぱい咲いていたことを思うと、ぜひ来年は見たいものだと思う。
皆さんよい年をお迎えください。