10月30日(火) 14時~ 快晴
西寄りの風
今日はここ1番の冷え込みに思えた。40日ぶりの観察である。ムジナモ生育地あたりのナンキンハゼ、サクラ、ヌルデ等の紅葉が進んでいる。なぜかポイント③の北の堤に例年落ちているシイの実がなかった。(2003年もなかった。)ススキの穂、アシの穂、セイタカアワダチソウの黄色の花もきれいだ。水田や畔にはイヌタデのピンクの花、水路にはミゾソバのまだ開いてない花。水辺Mには水鳥が帰ってきた。まだ淡水赤潮が西側の一部に薄く残っていた。
生育地西の水路にあったタヌキモは全くなくなっていた。雨の日に流されてしまったのかな。
水辺M北岸のナンキンハゼ
果実はまだはぜてなかった
水田の畔近くのイヌタデの花
生育地西の水路のミゾソバ
もうすぐ花びらも開くだろう
まだ消えてない水辺Mの淡水赤潮
ポイント③の南あたり
生育地の水位は十分。ポイント① +10.0㎝
スイレンの花は皆無。最盛期程の力強さは感じないがまだまだ緑濃い。
ポイント③から北にかけてのタヌキモはまさに群生。越冬芽はほぼ完成か。まだ枯れてはいないが元気いっぱいとは言い難い。
ポイント③のタヌキモ
越冬芽が大きくなっている
ポイント③のタヌキモ
ポイント③のタヌキモ
ポイント③のタヌキモの越冬芽
直径5mmほどか 結構大きい
ポイント③北のタヌキモ群生
他の植物を寄せ付けてない
ポイント⑤。アシやカキツバタが衰退してきて観察しやすいが、ムジナモ・タヌキモの個体数は少ない。ムジナモは越冬芽を作りつつあった。
ポイント⑤西のムジナモ
写真では見えにくいが越冬芽ができてきている
ポイント⑥から東、ポイント⑧まで、前回までの観察と比較して、多くのムジナモが見られた。近年と比べても多いほうで復活ではという感じがする。ポイント⑧は、前回まではムジナモを見られなかったのに、今日はいっぱいである。この調子ならと来年以降も楽しみである。かつてのようにムジナモだらけになってほしい。
ポイント⑥は、花は減ってきているもののオオバナイトタヌキモがぎっしり。それでもムジナモも負けてはいない。
ポイント⑥ 群生するムジナモとオオバナイトタヌキモ
コウホネの太い地下茎
ポイント⑥ オオバナイトタヌキモの花と
オオバナイトタヌキモに絡まれているムジナモ
ポイント⑥東 ムジナモの越冬芽
ポイント⑥東 コウホネの葉の間のムジナモ
樋の東 コウホネの果実とムジナモ
樋の東 ムジナモの群れ
ポイント⑥と⑦の間 野草の中のムジナモ
手前はカキツバタ
ポイント⑦の西 ムジナモ 個体数はそれほど多くない
越冬芽のできているのがよくわかる
ポイント⑦の西 ムジナモとカキツバタの種子
右にオオバナイトタヌキモ
ポイント⑦の西 中州ができていた
ポイント⑧ いつの間にかここにもムジナモ・タヌキモが
水も澄んでいてムジナモがきれい
ポイント⑧ ムジナモとタヌキモ
ポイント⑥から東側はムジナモが勢力を回復している。ただ、ポイント⑦あたりはぽつりぽつりでまだまだ少ない。
また、ポイント⑤はスイレンが迫ってきていて衰退気味。ポイント③、③北ではタヌキは大勢力になってきているが、ムジナモは皆無。ポイント②ではムジナモもタヌキモも確認できなかった。ポイント①ではかつて見られたタヌキモが何年も確認できない。
ムジナモ・タヌキモ以外の植物では、サンショウモ、イチョウウキゴケ、ジュンサイ、シャジクモが全く見られない。
これらを含め、大復活を期待する。