2014年3月31日月曜日

3月31日(月) いよいよ季節到来

3月31日(月)15時~ 晴れ 春らしい暖かく穏やかな日 心地よい北寄りの風

 
 久しぶりの投稿となる。早く観察と焦っていたが、やっと実現できた。

 この冬は厳しい寒さだったが、最近の温かい気候で一気に桜が花開き、満開に近い。
 ムジナモやタヌキモは元気に葉を広げているだろうなと期待しつつ、観察に出かけた。生育地周辺の土手や畔ではタンポポやホトケノザ、オオイヌノフグリ、ナズナなど野草も咲き乱れている。アセビもきれいな花をつけていた。

 昨日の雨のせいか、ムジナモ生育地全体がしっとりとしたいい雰囲気、水位も十分。水はよく澄んでいた。カキツバタも伸びてきており、スイレンがぼちぼち葉を水面に出している。コウホネはまだもう少しといったところ。植物だけでなく、コイやライギョ、メダカ、カメも活発に動き出している。

水辺M西岸のサクラ

ムジナモ生育地西の畔 アブラナ科の野草  タネツケバナかな?
 
最初のポイント③、タヌキモが越冬芽でなく葉を展開し、すでに捕虫のうもできていた。個体数は4、5株程度。まずはひと安心といったところである。やはりムジナモは見あたらない。
 
ポイント③ タヌキモ
 
ポイント②からポイント①へ向かう。近年、このあたりの土手の木々が伐採されていたが、更にシイやドングリの木が何本か伐採されてしまっていて日光のまわりはよくなっていた。マツの幼木が生えていたが、伐採された木々や葉が積まれていて1本も見当たらなかった。

 ポイント① 水位は、+17.5cmで高い。流れを堰き止める仕切り板が腐ってなくなっっているので水はどんどん水路に向かって流れていた。


 ポイント④をざっと見て、ポイント⑤へ向かう。

 
ポイント④の南側 雑種(?)のタンポポ

ポイント④の南側あたり アセビ
 
 
 
 ポイント⑤では、アシやガマが刈られていて水面に十分な光が当たる。ライギョやコイ、カメがいた。⑤西も中も東も、ムジナモも葉を展開している。タヌキモがいっぱい。タヌキモはポイント③のものより大きいようだが、ムジナモはまだ、それほど大きくなっていない。この調子で順調に成長し、分枝をして欲しい。夏場に水位が下がって枯れてしまうのが心配。
 
ポイント⑤ きれいに刈られている
カキツバタがきれい

 ポイント⑤西 タヌキモ 捕虫のうがよくわかる

ポイント⑤西 ムジナモ 5.5cm 捕虫葉もできている

ポイント⑤西 コイ

 ポイント⑤中 ムジナモ タヌキモ

ポイント⑤東 

ポイント⑤
 
 
  ⑤の隣のポイント⑥、 コウホネがまだ育っていないので、水生植物のない空隙が多い。ムジナモもタヌキモもともに少ないが、特にタヌキモ少ない。枯れオオバナイトタヌキモとからんでムジナモがぽつぽつとある感じ。昨年、⑥のムジナモははそれほど多くなかったが、一昨年ぐらいの大繁殖を期待したい。

ポイント⑥ コウホネとミシシッピーアカミミガメ

ポイント⑥ ムジナモ


 樋から東側、ムジナモがまずまずあるという感じ。


 ポイント⑦の西、⑦はムジナモ、タヌキモもいくつかある。⑦の西で、水底から生えているようなタヌキモはなかった。このあとひょっとして…。私に気がついて沖へ逃げてしまったがメダカの仔魚がいたようだ(写真には写らなかった)。


 
ポイント⑦の西 タヌキモ 水底から生えているようにも見えたがそうではなかった
右上は発芽仕掛けのカキツバタ うまく根付くだろうか

ポイント⑦ ムジナモ
 
 
  ポイント⑦と⑧の間あたりから東は結構ムジナモが多い。ここも夏場の水位の低下が心配。水の透明度が他のポイントよりやや低い。

 
ポイント⑦と⑧の間 ムジナモ タヌキモ
 

 ポイント⑧、ムジナモ、タヌキモとも少数。探してやっと確認できた。

 ポイント⑧
 

ポイント⑧の南の湿地 ツクシ
盛りを過ぎていた
 
ポイント⑦の南側の土手 少し小さいけどカラスノエンドウ