2016年3月31日木曜日

3月31日 栽培品の一時引っ越し

 3月31日 晴れ 

 春らしい陽気で、気温は日中20℃を越えた。各地で桜が開花し、この地域でも桜が楽しめる。庭の大きめのプラスチック鉢で育てているレンゲもいくつか咲いている。
 
 10数年にわたり、古い浴槽やを水槽として、また、バケツを容器にしてムジナモ・タヌキモをカキツバタと一緒に栽培している。初めはスイレンも入れていたが、4.5年前に枯れてしまった。記憶している範囲で施肥はしていない、そしてPHは意に介しない。世話を焼くと言えば、水道水の補給と、落ち葉、しつこいオオバナイトタヌキモ、はびこるアオミドロなどをときどき取り除くぐらいである。それでも絶えることなく元気に生育している。タヌキモは開花したことがないが、ムジナモは何回か花をつけている。
 栽培容器の浴槽もバケツも年々浅くなってきたので、ムジナモもタヌキモにとって狭苦しいものとなっていた。また、浅いため夏場はすぐに水が枯れそうになり、水の補給を頻繁にする必要があった。そのため底さらいをしたいと思い続けていたが、なかなか実行できないでいた。今、すでにタヌキモは大きくなり、捕虫のうをつけてきている。底さらえは今しかないと思い、今日浴槽のムジナモ・タヌキモを一時的に小さな容器に移した。近いうちに浴槽の底さらいをするつもりだ。ポリバケツも続いてすっきりさせようと思っている。
 
  庭の鉢植えのレンゲもいくつか咲いている
 
  ムジナモ・タヌキモ・カキツバタの栽培容器である浴槽
  1m×0.6m 深さは分からない
 
  前もって浴槽の隅に集めておいたムジナモ・タヌキモ
  上の写真の右下のあたり
  タヌキモは成長が早い
 
  上の浴槽の写真の左の方 まだムジナモもタヌキモも集めきらずに残っていた
  捕虫のうがよくわかる
 
  一時引っ越し先の容器
  以前、100円ショップで購入したもの 今は売られていない
  直径35cm 深さ23cmほど
  生えているのはカキツバタ
 
  ムジナモ・タヌキモを移入した
  ムジナモ17株 タヌキモ32株あった
 
  上の写真の中央部分
 
  アップ撮影
 
   さらにアップで
  手持ち撮影だったのでシャープさに欠ける
 
 
 昨秋、栽大型試験管(内径28mm、深さ200mmほど)に入れ、北向きの窓辺に置いたタヌキモ。葉を展開するも、3月17日にはまだできていなかった捕虫のうもできてきた。水も替えず全くの一冬ほったらかしだったが、よく成長したものだ。近々上の一時引っ越し容器か、あるいは浅くすっきりした浴槽に移してやろうと思う。
  
  夜、室内で三脚を使って撮影
  下の茶色っぽいのは、まだくっついたままの昨年の茎
 
  少しアップで

2016年3月17日木曜日

3月17日 ムジナモ畑

3月17日(木) 10時ごろ~  快晴 微風 気温上昇

 今日も好転。気温も高くなった。太陽が高くならない午前中に短時間、ポイント⑤のムジナモを観察に。

 前回より大きく成長したことが感じられた。 まさにムジナモ畑といったところ。この調子で今後も成長し、個体数を増やし、沢山の花を咲かして欲しいもの。実際のところは、これからどんどんスイレンが繁茂して生育スペースを奪われ、またまわりの野草も葉を茂らしせ光を奪うから、ムジナモにとって厳しいものがあるだろうが・・・。

ムジナモ群生1 タヌキモもいくつか見られる


  ムジナモ群生2  赤っぽいのはスイレン  立っているのは枯れたアシ

 アップでムジナモ、タヌキモを
 
 
 自宅で古い浴槽でカキツバタを植え、ムジナモ・タヌキモを栽培している。昨秋にはいくつかの越冬芽を作っていた。しかし、春になってもムジナモ、タヌキモとも数株しか葉を展開していない。アオミドロ状の藻類が優勢状態で、ムジナモ・タヌキモにとっては環境が悪い。 

  浴槽のムジナモ 
 
 

  浴槽のタヌキモ   捕虫のうができている

  上のタヌキモを物差しに載せた  体調は4cmほど
 
 去年、タヌキモが越冬芽を作ったとき、内径28mm、深さ200mmほどの大型試験管に入れ、直射日光の当たらない北側の窓際に置いた。幸い枯れもせず無事冬を越すことができた。最近葉を展開したので、アップで写した。近々浴槽に移そうかと思っている。
 
  試験管で冬を越し、葉を展開しているタヌキモ  捕虫のうはまだ確認できない

2016年3月7日月曜日

3月7日 ムジナモ越冬芽 浮上・葉の展開

3月7日(月) 11:00~ 曇り 気温上昇 東寄りの風 
 
 梅が満開、沈丁花の香りの漂ういい季節となった。曇天ながら、気温は上昇、4月中・下旬を思わせる季節外れの温かい陽気。
 約5か月ぶりの観察である。昨秋、ポイント④付近でスイレンが衰退したあとに、ムジナモの見事な復活があったので、期待をもっての観察である。
 
 
    見事なムジナモ越冬芽の浮上   ポイント⑤
 
 生育地西の水田の畔には、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ホトケノザなどが咲き、在来種のタンポポもいくつか咲いていた。
 
 生育地西 ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ
  
 まず、ポイント③へ。狭い範囲にタヌキモがぎっしり生育していたポイントである。しかし、越冬芽は見つからなかった。もちろん水底にはあるはず。

 ポイント③ ポイント⑤方向を望む
 

  続いて、ポイント②から①へ。ポイント②は、2002年秋深くまでムジナモが生育していた。その後ムジナモは見られなくなり、タヌキモは何回か見られたのだが、近年はタヌキモも見られなくなった。
 ポイント①はムジナモを確認したことはない。かつてはタヌキモがあって、排水溝あたりに越冬芽が集まったこともあったが、こちらも全く見られなくなっている。水位は、排水溝の底からざっと6.5cmほどか。
 
 ポイント③に戻り、昨秋スイレンが枯れて来たころ、ムジナモが多く見られたポイント④の方へ移動。ポイント④の西、ポイント④で個体数は少ないが、越冬芽が浮上していた。これからどんどん浮上してくるだろう。しかし、スイレンが繁茂すると、ムジナモも苦しいだろうし観察もできなくなる。

 ポイント④の西

 ポイント④の西 浮上したムジナモ越冬芽
 
 さらに、期待のポイント⑤へ。なんとポイント⑤の西から東まで、目を見張るほどのムジナモ越冬芽の浮上である。少数ながら、タヌキモもあって、こちらはよく成長していて、捕虫のうも立派につけている。まだ小動物が少ないから捕虫はしていない。

 ポイント⑤ 浮上したムジナモの越冬芽

  ポイント⑤ 浮上したムジナモの越冬芽

 ポイント⑤ 浮上したムジナモの越冬芽
 
 
 ポイント⑤ 浮上したムジナモの越冬芽(再掲)

ポイント⑤ 浮上したムジナモの越冬芽

 ポイント⑤ ムジナモ、タヌキモ  タヌキモには捕虫のうが
 
 ポイント⑤ 浮上したムジナモ越冬芽
 
 ポイント⑤ 雑草の株下に浮上したムジナモ越冬芽
 
 ポイント⑤ ノートに載せて  ムジナモ タヌキモ

 タヌキモのアップ
 捕虫のうができている

 ムジナモのアップ 葉の展開も進みつつある
 
 ここで、水辺Mに目をやる。カモがゆったりと浮かんでいる。コブハクチョウも元気だった。 
 水辺Mのカモ
 
 堤を挟んでポイント⑥へ。スイレンの枯れ葉、新芽が多い。西端側はオオバナイトタヌキモの枯れかかったものが多い。コウホネは目立たなかった。

 ポイント⑥ オオバナイトタヌキモ 囲まれた中央にムジナモ
 
 続いて、樋のポイント、かつて中州状だったポイントへ。植物の遺骸が分解されてしまったのか、州ではなくアシは水底から生えている。ムジナモ越冬芽はぽつぽつと浮上していた。 
 樋の東、かつて中州状になっていたポイント
 数年前は、ムジナモがよく開花していた
 
 さらに、ポイント⑦へ。スイレンが目立つ。西はオオバナイトタヌキモが多い。ムジナモはポツリポツリ。タヌキモは未確認。

 
 ポイント⑦の西 中央にムジナモの越冬芽
 
 ポイント⑦ かつてはムジナモの大繁殖だった
 
 最後にポイント⑧に向かう。ポイント⑧の東で、いくつかのムジナモの越冬芽がある。数年前には、かなりの個体数だったので、これから増える可能性がある。ポイント⑧はムジナモもタヌキモも確認できなかった。かつてはタヌキモが非常に多かったのだが・・・。

 ポイント⑧の西

  ポイント⑧の西中央にムジナモ その右の新芽はカキツバタ
 
 ポイント⑧ かつてはタヌキモが多い年もあった
 今日は確認できなかった
 
 
 昨年は、開花しただろうのに、会えなかったムジナモの花。今年はぜひ会いたいものだ。また、かつて結構咲いていたタヌキモの花にもここ何年か見られずにいる。今年こそ咲いてほしい。
 
 
 以下は、今日見られた花々である。きれいな小さくかわいい花です。
 
 ポイント⑧の西の堤 植栽された灌木のとても小さな花 名前は不明

 ポイント③と④の間 アセビ

 生育地西の水路の土手 名前は不明

 生育地西の水路の土手  オオイヌノフグリ

 生育地西の水路の土手  ホトケノザ