2016年7月31日日曜日

7月31日 もうあと一息なんだが!

7月31日(日)  12時18分~ 快晴 気温高い ほぼ無風~心地よい西風


 ポイント⑤中  もうあと一息で咲けそう何だが・・・
 
 夏本番。天気も良く、開花が見られるかと期待して生息地へ。水位が下がっている。水の色は濃いめ。蝉の鳴き声が聞こえる。
 水田の稲もよく育っている。
 早速ポイント③へ。取水口付近のタヌキモ等が土手側に放り上げられ、生育地の水がとどんどん水田側に引かれている。取水口付近の水面が低くなっていて、まわりから水が集まってきていることがよくわかる。放りあげられた泥と一緒にマツモに似た水草があった。生育地西の水路では、メダカがいた。昨年まではこの生育地では見られなかったもの。外来種でなければ良いのだが・・・。
 土手の反対側の水路側でタヌキモが流出してないかと目をやると、やはりタヌキモがあった。2,3年前の流出と同様だった。

 ポイント④などを経て、ポイント⑤へ。水位が下がって干上がりそうなムジナモが多い。毎年のことはいえ、稲作のためとはいえもったいないようなきがする。ポイント⑤西西、西、中、東、東東と少しずつ位置をずらして観察する。
 ポイント⑤中と東東でもう少しで花びらが開くという株があった。しかし、12時40分を回る時刻で咲き切れなったということはもう無理だろうなと思いつつ、しばらく観察を続けた。結論をいうと今日のっ完全な開花を確認はできなかった。

 ポイント⑥から⑧へ。さらに③に戻って②から①へと、各ポイントを一通り確認した。また、例年この時期水辺Mで淡水赤潮の発生があったが、今日は確認できなかった。
 あまりに熱く、汗だくで熱中症も心配になってきたので観察を切り上げた。この調子なら、近々ムジナモの開花に巡り合えるかもと期待する。なお残念ながらタヌキモは花はおろか蕾も見られない。

  ポイント③ 手前側掘り上げられ、取水中  上側から手前側に流れこんでいる。
         
    ポイント③  マツモ? ひょっとして外来種?
 
  ポイント③の西の水田側の水路  タヌキモが流出している
 
  ポイント⑤中
 
  ポイント ⑤東
 
  ポイント⑤東 上の写真のアップ
 
  ポイント⑤東東 今にも開きそうなのだが、花茎が曲がっている。昨日の花の可能性が強い。
 
 
  上の写真のややロングショット
 
  樋のすぐ東  スイレンの葉の上に残されたムジナモ
 
  ポイント⑤中 もうあと一息で咲けそう何だが・・・(再掲)
 
 
 
 
 
 

2016年7月29日金曜日

7月29日 栂池自然園のモウセンゴケ


7月29日(金) 曇り 


 
 知人のグループの納涼旅行に参加した。5年連続の参加になる。今年は、28日の安曇野ちひろ美術館見学と今日29日の栂池高原の栂池自然園のトレッキングがメインであった。
 
 栂池自然園では、あいにくの空模様で白馬岳や杓子岳、白馬鑓ヶ岳などの雄姿は望めなかったが、美しい高山植物の花々に会えた。
 私にとってとりわけの感激は、モウセンゴケのところ構わずといえるぐらいの大群落の連続であった。葉が大きいように感じた。色鮮やかで、粘液もたっぷり。ただ獲物はどうだったか。昨年、尾瀬のモウセンゴケ、ナガバノモウセンゴケの大群落に感激したが、群生密度では尾瀬に負けないほどの大群落に見えた。しかも比較的低地の群落では、開花しているモウセンゴケも多かった。実は、モウセンゴケの花を見るのは、中学生のころ、自宅付近に生育していたモウセンゴケの花を見て以来である。花色は白。子どものころに出会った花も白花であった。

  案内板
 
  ガスのため肝心の山々が見られない 残雪は少ない
 
  見事なモウセンゴケの群生
  こんな群生がいっぱい  

  ちとうのまわりにもモウセンゴケの群生が
 
 
まだ蕾     



競うように咲くモウセンゴケの花


  
  モウセンゴケの花のアップ(再掲)
 
  珍しいギンリョウソウを見つけた
 
  トリカブト
 
 
  さすがモウセンゴケ科。モウセンゴケの花もムジナモの花も実によく似ている。次はムジナモの花を見たい。
  
 
 


 

 

 
 
 
 

 

 

 
 

2016年7月18日月曜日

7月18日 花も蕾もなかった…

7月18日(月) 12時18分~ 晴れ 微風 気温高い

 曇り模様から晴れに。気温も上昇し、今日はムジナモの花を見られるのではと期待した。ポイント⑤を中心に注意深く見たつもりだが、け結極花も蕾も見られなかった。15日の方が良かった。そういえば、15日には多分咲かずに終わりそうという1輪以外は蕾は確認できていなかったから、今日花を見られないのは仕方がないということだろう。むしろ蕾がなかったということがあす以降しばらくは花を見られないということになりそうで残念。

 17日は、ポイント⑤でタヌキモを確認する余裕がなかった。今日は冷静になっていたのか、タヌキモも確認した。不思議なのが、花の後の株が2株しか確認できなかった。17日の今にも咲きそうで多分咲かなかっただろう株も含めると3株はあったはずだからもう1株はどうなったのだろう。17日に多分咲かなかっただろう株は今日の2かぶのどちらなのだろうか?

 トンボが多かった。キノコもさらに増えていたように思う。
 
  ポイント⑤中 ムジナモ オオバナイトタヌキモが多そうに見える
 
  ポイント⑤中 できつつあるムジナモの果実
  オオバナイトタヌキモ
 
  ポイント⑤中 もう1つのできつつあるムジナモの果実
  これが15日に咲きそうで多分咲かなかっただろうものか? 
 
  ポイント⑤中 上の写真の少し西
  右下にはタヌキモがある
 
  ポイント⑤東 ムジナモ タヌキモ オオバナイトタヌキモ
  右の赤い種子は今年のカキツバタの種子
 
  ポイント⑤東 タヌキモを指に取ってみた  
 
  ポンイント⑥一番南西の角 オオバナイトタヌキモの花
  17日より増えていた
 
  ポイント⑦の西 イトトンボのおつながり  
 
  ポイント⑧の西 チョウトンボ  
 
  ポイント⑧の西 コウホネの花
 
  ポイント②と③の間  タヌキモ
 
  ポイント③の道路に生えていたキノコ4つのうちの1つ
 
 
 近々、また観察に行きたい。梅雨明けとなり花芽がどんどんできるといいのだが・・・。
 


 

2016年7月15日金曜日

7月15日 すでに開花していた

7月15日(金) 11:20~ 曇り 弱い西の風


 ムジナモはすでに開花していた。開花後の果実ができつつあった。今日も花を開こうかという蕾があった・・・。


 長い間、なかなか観察に行けなかった。7月半ばの時期、ムジナモは開花している年もあった。梅雨が明けず、今朝は雨が降っているし、曇天で開花は難しいかなと思いながらも、雨模様の日も開花していたこともあったので、ひょっとしてという期待も抱きながら生育地へ向かう。
 ムジナモ生育地西の水田の稲は例年通り、青々と元気に生育している。 

 生育地へ着く。水位は十分。ほぼ全域にスイレンがぎっしり。カキツバタの果実が大きくなっている。ポイント③の岸寄りの狭い範囲にタヌキモは大きく生育していた。生育範囲は昨年並み。多少隙間があった。まもなく隙間もなくなるだろう。

 引き続きポイント④へ。ポイント③のすぐ南の堤にモグラの仕業であろうトンネルを掘ったような土のふくらみがあった。ポイント④付近では、ムジナモがよく観察できた。昨秋スイレンが枯れてきたころいっぱいムジナモがが見られたが、ちゃんと今年も生育している。場所によっては、かつての全盛期を思わせる。

 いよいよ期待のポイント⑤。西側から4か所確認する。西の西でムジナモ確認。そして次のポイント⑤西。ムジナモ多い。ポイント中、花の咲いたあとの果実を見つけたので、掬いあげて写真撮影。その後さら詳しく見ると、先端の白い花びらの見える今にも咲きそうな蕾があった。丁度そのころ雲が薄れ、一時的に日差しが刺したので期待もした。

 ポイント⑥。ピンク色のスイレンの花が目に付く。南西の角はオオバナイトタヌキモがぎっしり。黄色の花をぽつぽつとつけている。ムジナモを確認できる。

 さらに東へ移動。樋の辺り、中州の辺りにもムジナモが生育。

 ポイント⑦で、イチョウウキゴケが何年かぶり似復活かと思ったが、それは外来種と思われる浮草だった。なんとかムジナモを確認できた。

 ポイント⑧に近づくにつれ外来種浮草が多くなった。来客があるため帰宅時間が迫ってきており、ゆっくりと観察できなかった。

 帰りに12時10分ごろ、再度ポイント⑤でムジナモの蕾の様子を確認。残念ながら開きそうな気配はなかった。空模様が曇っているので、多分開かずじまいで終わったであろう。しかし、あす以降、か以下を十分期待できる。

 最後にポイント②、①を見て観察を終えた。

  ポイント③
 
  ポイント③ タヌキモ 今年も十分成長
 
  ポイント③ タヌキモ
  
  ポイント ④と⑤の間 ムジナモ
       そのうちスイレンが勢力を増すと見えなくなりそう
 
  ポイント⑤西 ムジナモ
 
  ポイント⑤中 
 
  ポイント③中 掬い取って接写
           すでに果実がしっかりしている
           いつごろ咲いたのか  
 
  ポイント⑤中 こちらも果実ができつつある
 
   ポイント⑤東 花弁が見えるが、頭を垂れているので
           昨日あたりに開花後であろう
 
   ポイント⑥  スイレンが大勢
           手前側はオオバナイトタヌキモ
           ぽつぽつと咲いている
  
   ポイント⑥ ピンク色のスイレン
 
  ポイント⑥ ノアザミとハチ
 
  ポイント⑥の東の樋近辺 ムジナモ
 
  ポイント⑦ 赤いイトトンボ
 
  ポイント⑦ イチョウウキゴケの復活かと思ったが、
  外来種のウキゴケらしい(と思ったがニシノオオアカウキクサか?23/5/1追記)
    昨年より西側に侵入してきた
 
  ポイント⑤ やっと見つけたムジナモ 
 
  ポイント⑦と⑧の間 外来種と思しきウキゴケの群生 
(と思ったがニシノオオアカウキクサか?23/5/1追記)             
 
  ポイント③南の堤 モグラのいたずらか
 
  ポイント②あたりの堤 毎年見られるキノコ
 
  ポイント②と③の間 堤に1輪だけ咲いていたツユクサ
               この時期にふさわしい可憐な花
 
 
 いよいよムジナモの開花時期本番で楽しみ。今後の開花が見逃せない。何回見られるだろうか。観察に行けたらその都度、報告したい。
 今日は、タヌキモにあまり神経がいってなかったのか、あまり記憶が乏しいし、写真にもあまり写ってない。株数が減っているかも知れない。ただ、ポイント③の北側に一昨年ほどではないが、小さな群れがあった。すっとタヌキモの花を見ていないので、今年はぜひ見たいものである。
 外来種と思しきウキゴケの今後の勢力拡大が心配。