ムジナモはすでに開花していた。開花後の果実ができつつあった。今日も花を開こうかという蕾があった・・・。
長い間、なかなか観察に行けなかった。7月半ばの時期、ムジナモは開花している年もあった。梅雨が明けず、今朝は雨が降っているし、曇天で開花は難しいかなと思いながらも、雨模様の日も開花していたこともあったので、ひょっとしてという期待も抱きながら生育地へ向かう。
ムジナモ生育地西の水田の稲は例年通り、青々と元気に生育している。
生育地へ着く。水位は十分。ほぼ全域にスイレンがぎっしり。カキツバタの果実が大きくなっている。ポイント③の岸寄りの狭い範囲にタヌキモは大きく生育していた。生育範囲は昨年並み。多少隙間があった。まもなく隙間もなくなるだろう。
引き続きポイント④へ。ポイント③のすぐ南の堤にモグラの仕業であろうトンネルを掘ったような土のふくらみがあった。ポイント④付近では、ムジナモがよく観察できた。昨秋スイレンが枯れてきたころいっぱいムジナモがが見られたが、ちゃんと今年も生育している。場所によっては、かつての全盛期を思わせる。
いよいよ期待のポイント⑤。西側から4か所確認する。西の西でムジナモ確認。そして次のポイント⑤西。ムジナモ多い。ポイント中、花の咲いたあとの果実を見つけたので、掬いあげて写真撮影。その後さら詳しく見ると、先端の白い花びらの見える今にも咲きそうな蕾があった。丁度そのころ雲が薄れ、一時的に日差しが刺したので期待もした。
ポイント⑥。ピンク色のスイレンの花が目に付く。南西の角はオオバナイトタヌキモがぎっしり。黄色の花をぽつぽつとつけている。ムジナモを確認できる。
さらに東へ移動。樋の辺り、中州の辺りにもムジナモが生育。
ポイント⑦で、イチョウウキゴケが何年かぶり似復活かと思ったが、それは外来種と思われる浮草だった。なんとかムジナモを確認できた。
ポイント⑧に近づくにつれ外来種浮草が多くなった。来客があるため帰宅時間が迫ってきており、ゆっくりと観察できなかった。
帰りに12時10分ごろ、再度ポイント⑤でムジナモの蕾の様子を確認。残念ながら開きそうな気配はなかった。空模様が曇っているので、多分開かずじまいで終わったであろう。しかし、あす以降、か以下を十分期待できる。
最後にポイント②、①を見て観察を終えた。
ポイント③
ポイント③ タヌキモ 今年も十分成長
ポイント③ タヌキモ
ポイント ④と⑤の間 ムジナモ
そのうちスイレンが勢力を増すと見えなくなりそう
ポイント⑤西 ムジナモ
ポイント⑤中
ポイント③中 掬い取って接写
すでに果実がしっかりしている
いつごろ咲いたのか
ポイント⑤中 こちらも果実ができつつある
ポイント⑤東 花弁が見えるが、頭を垂れているので
昨日あたりに開花後であろう
ポイント⑥ スイレンが大勢
手前側はオオバナイトタヌキモ
ぽつぽつと咲いている
ポイント⑥ ピンク色のスイレン
ポイント⑥ ノアザミとハチ
ポイント⑥の東の樋近辺 ムジナモ
ポイント⑦ 赤いイトトンボ
ポイント⑦ イチョウウキゴケの復活かと思ったが、
外来種のウキゴケらしい(と思ったがニシノオオアカウキクサか?23/5/1追記)
昨年より西側に侵入してきた
ポイント⑤ やっと見つけたムジナモ
ポイント⑦と⑧の間 外来種と思しきウキゴケの群生
(と思ったがニシノオオアカウキクサか?23/5/1追記)
(と思ったがニシノオオアカウキクサか?23/5/1追記)
ポイント③南の堤 モグラのいたずらか
ポイント②あたりの堤 毎年見られるキノコ
ポイント②と③の間 堤に1輪だけ咲いていたツユクサ
この時期にふさわしい可憐な花
いよいよムジナモの開花時期本番で楽しみ。今後の開花が見逃せない。何回見られるだろうか。観察に行けたらその都度、報告したい。
今日は、タヌキモにあまり神経がいってなかったのか、あまり記憶が乏しいし、写真にもあまり写ってない。株数が減っているかも知れない。ただ、ポイント③の北側に一昨年ほどではないが、小さな群れがあった。すっとタヌキモの花を見ていないので、今年はぜひ見たいものである。
外来種と思しきウキゴケの今後の勢力拡大が心配。