自宅で栽培しているムジナモ、タヌキモの報告。
今日は、観察中は陽ざしもよく風なく当に小春日和であった。その後雲が出てきた。落ち葉や枯れかけてきたカキツバタの整理をし、特にムジナモを確認した。
春にカキツバタを減らし浴槽内深くして以降、むじなもの個体数が増えないのが気がかりだった。アオミドロも多い。9月頃、栽培浴槽の南東の方のアオミドロで囲まれていたムジナモを、アオミドロを取り除いて比較的すいているに北西の方に移した。その時6、7株だったように記憶している。その後、10月頃だったか、北西側に移したムジナモが確認できない。絶えてしまったかと不安がよぎる。移動した後もアオミドロを取り除いていたが、そのときにムジナモも一緒に棄ててしまったかもしれないと後悔もした。今日までに何回も確認したが、浴槽ではムジナモを確認できなかった。ひょっとしてすでに越冬芽(冬芽)になっていて、来春浮上してくれるかもしれないとひそかな期待もしつつ。
一方、タヌキモ元気で南東側半分はほぼタヌキモでおおわれている。
落ち葉やカキツバタの枯れた葉などの除去は、バケツ容器、昔100円ショップで購入したポリ容器もした。現在自宅でムジナモを栽培している容器はこの3つである。
先ず、除去前の様子
浴槽容器 カキツバタは鉢に植えてある。左上が南東側
手前には知人に貰った鉢植えのナガバオモダカ
浴槽容器 タヌキモが大きな越冬芽(冬芽)を作っている
浴槽容器 タヌキモ越冬芽(冬芽)アップ
ポリバケツ容器 かなり古い容器である ムジナモは分からない
カキツバタが周りに ミツバが生えている
ポリ容器 ムジナモ、タヌキモが確認できたので安心
アオミドロが多い シャジクモと同居
オオバナイトタヌキモも少し残っていた
落ち葉を取り除き、いくらかアオミドロを取り除き、ヘドロ状のものを素手で掻いたら・・・
ポリ容器 ムジナモ 下にタヌキモ
同じくポリ容器 タヌキモ 上にムジナモ数株
同じくポリ容器 タヌキモ 上にムジナモ数株
ポリバケツ容器 ヘドロ状の底を手でさらえるとムジナモの越冬芽(冬芽)
が3株でてきた
浴槽容器 南東側のカキツバタの株下にムジナモ2株を見つけた
とてもうれしい
浴槽容器のムジナモ ものさしに載せて
越冬芽(冬芽)の大きさは約2mmとかなり小さい
来春無事葉を展開してほしい
浴槽容器 カキツバタの鉢についていたオオバナイトタヌキモ
100%駆除するのは難しいものだ
栽培容器を多少きれいにできて、しかもムジナモが3つの容器とも確認できてよかった。
昨シーズンまでの浴槽容器では、全くのほったらかしでも十分ムジナモが元気に生育していた。カキツバタが増えすぎ、根がはびこっていたのを今春整理した。カキツバタは鉢植えにした。ところが以外にもムジナモの個体数が少ない。今のところ絶滅はしてないが、風前のともしび状態である。環境の何かが変わってムジナモの生育を阻害している可能性がある。鉢植えに使った庭の土が悪かったのかもしれない。ムジナモもタヌキモも南東側の方がよく繁殖していた。ナガバオモダカの鉢植えのある北西側はよくなかった。水域生態系を破壊するといわれている外来種のナガバノオモダカが悪いのか。カキツバタとシャジクモを入れたプラスチック容器のムジナもが元気きなのが嬉しい。
来シーズン、各容器とも元気なムジナモを見たいものである。
上が浴槽容器、下左がバケツ容器、下右がプラスチック容器