昨日、ムジナモ栽培の浴槽を見たとき、「あーっ!」と思った。浴槽の下の方にコンクリートブロックが見えたのだ。秋も深まり水槽の水も澄んできたので、今まで見えていなかった水槽の中が見えてきたのだ。今年の浴槽でのムジナモの生育が悪かった、まさにこのブロックの所為だったのだと即気がついたのだ。
浴槽のナガバオモダカの鉢の下にはコンクリートブロックが・・・
浴槽のムジナモ2株 異常なし
ブロックに気がつくと、浴槽内の水のPHが知りたくなった。そこで今日、近くのホームセンターのペット売り場に置かれていたペーハー試験紙を購入し、久しぶりに水質検査をして見た。
購入したペーハー試験紙
左Aは浴槽内のムジナモがあったあたり(南西側)の水
右Bは北西側の水
ポリバケツの水、ポリ容器の水も同時に調べた
結果は、比色紙で判断する。
簡易測定ではあるが、その結果は、
浴槽南東側 7.5 弱アルカリ性浴槽北西側 7.5 弱アルカリ性
ポリバケツ 6.5 弱酸性
ポリ容器 6.5 弱酸性
水道水 7.0 中性
という結果となった。ブロックは北西側だけに入っていて、結果が異なるのではとも考えていたが、南東側と北西側ともに7.5で有意な差はなかった。ムジナモが北西側で生育しにくいと思ったが、そうでもなかったのか・・・
上から 浴槽南西側A 浴槽北西側B ポリバケツ ポリ容器
水道水も調べた
やはり、コンクリートブロックを入れていたことが水質を悪くし、ムジナモの生育に悪影響を与えていた可能性が高そうだ。一方、ポリバケツ、ポリ容器の方は、弱酸性でムジナモには良い環境だったようだ。水が減ったとき補給している水道水はほぼ中性で大きな問題はないと思われる。
そこで、コンクリートブロックを出すことにした。水を15cmほど抜いてから、鉢を出し、ブロックを取り覗いた。ブロックは4つあった。北西側だけかと思ったら、南西側にも2つあった。その作業をしているとき、ムジナモが分からなくなった。水がかき回され、底に沈んでしまったのだろう。作業する前に避難させておけばよかったとまた後悔。
最後に、水道水を補給し、水位を高くした。その時、多くのタヌキモが沈んだ。なお、ナガバオモダカはムジナモが育ちにくい原因ではないだろうが、浴槽の底が低いので戻さなかった。
来春、越冬芽(冬芽)が浮上することを期待しよう。
出したコンクリートブロック4個
水を抜いたところ
水道水を補給したところ