ポイント④ 越冬芽(冬芽)ができてきたムジナモ
ポイント③ 越冬芽(冬芽)ができてきたタヌキモ
秋も深まってきた。暑い夏、長雨の秋もなかなかムジナモ・タヌキモの観察ができず、シーズンが終わってしまうと焦る気持ちが持ち上がってきて、今日生育地を訪れることができた。
はじめ雲量が7ほどで日差しが出てなかったが、どんどん雲が消えて、日差しもでてきた(帰宅した時は雲量0になっていた)。ひんやりとした西風が肌に強く感じられた。
生育地西の水田は、稲が刈られたあとで広々としている。水路にはミゾソバのピンクの花、白い花がぎっしりきれいだった。水の流れはほとんどなく、少ない水に小魚が素早くに泳いでいた。
生育地西の水路 ぎっしり生えているミゾソバ
ピンクの花と白い花一緒に咲いている
生育地の水量はまずまず。澄んできている。スイレンはかなり枯れてきている
タヌキモはムジナモより早く枯れるの心配だったが、ポイント③ではまだ見られた。ただし株数は少なくなっていた。越冬芽(冬芽)が大きくなってきている。まだ捕虫のうが確認できる。
ポイント③ 枯れてきたスイレン
ポイント③ 個体数を減らしたタヌキモ
ポイント③ 越冬芽(冬芽)ができてきたタヌキモ(再掲)
続いて東へ移動しポイント④周辺からポイント⑤へ。スイレンが枯れてきているので、ムジナモがよく見える。昨年に引き続き、個体数が多く安心である。越冬芽(冬芽)ができてきている。
ポイント④ ムジナモ
ポイント④の東 ムジナモ 越冬芽(冬芽)ができてきているのがよくわかる
ポイント⑤西 ムジナモ
ポイント⑤対岸 色づいた柿
ポイント⑤対岸 紅葉したヌルデ
ポイント⑤の隣のポイント⑥。様相が変わり、オオバナイトタヌキモの花、できなかった。樋の辺りから東は、オオバナイトタヌキモが勢力を誇っている。ポイント⑦でオオバナイトタヌキの勢力圏で1株のムジナモを確認できた。ポイント⑧では、オオバナイトタヌキモの上に外来種のウキゴケ(?)が個体数がぐっと減らしているのが見られた。
ポイント⑥ オオバナイトタヌキモの花、花弁を落とした花茎 スイレンの葉
コウホネの地下茎が浮いていた。
ポイント⑦ やっと1株見つけたムジナモ
ポイント⑧ オオバナイトタヌキモの上に外来種のウキゴケ(?)
ポイント①への堤。面白いものがあった。 何か動物の巣穴だろうか。穴の直径は15㎝ほどあった。
ポイント③南西の堤 何か動物の巣だろうか?
今年は、子らが最後の観察になるかも知れない。夏場何回か観察に出かけたが、ムジナモの花は結局、8月2日の1輪しか見られなかった。蕾や咲いたあとはいくつも見ているから、来年万障繰り合わせてもともっと見たい。また、タヌキモの花は今年も見られなかった。生育域が限られてきているので難しいそうだし、そもそも咲いていないのかもしれないが、来年は見たいものである。