2016年11月6日日曜日

11月6日 ムジナモ・タヌキモともに越冬芽が

11月6日(日)14時23分~ 晴れ→快晴 ややひんやりした西風


  ポイント④ 越冬芽(冬芽)ができてきたムジナモ 
 

  ポイント③ 越冬芽(冬芽)ができてきたタヌキモ 


 秋も深まってきた。暑い夏、長雨の秋もなかなかムジナモ・タヌキモの観察ができず、シーズンが終わってしまうと焦る気持ちが持ち上がってきて、今日生育地を訪れることができた。
 はじめ雲量が7ほどで日差しが出てなかったが、どんどん雲が消えて、日差しもでてきた(帰宅した時は雲量0になっていた)。ひんやりとした西風が肌に強く感じられた。

 生育地西の水田は、稲が刈られたあとで広々としている。水路にはミゾソバのピンクの花、白い花がぎっしりきれいだった。水の流れはほとんどなく、少ない水に小魚が素早くに泳いでいた。


  生育地西の水路  ぎっしり生えているミゾソバ
               ピンクの花と白い花一緒に咲いている 

 生育地の水量はまずまず。澄んできている。スイレンはかなり枯れてきている
 タヌキモはムジナモより早く枯れるの心配だったが、ポイント③ではまだ見られた。ただし株数は少なくなっていた。越冬芽(冬芽)が大きくなってきている。まだ捕虫のうが確認できる。


  ポイント③ 枯れてきたスイレン
 

  ポイント③ 個体数を減らしたタヌキモ
 
  ポイント③ 越冬芽(冬芽)ができてきたタヌキモ(再掲)
 
 
 
 続いて東へ移動しポイント④周辺からポイント⑤へ。スイレンが枯れてきているので、ムジナモがよく見える。昨年に引き続き、個体数が多く安心である。越冬芽(冬芽)ができてきている。
 
   ポイント④ ムジナモ
 
  ポイント④の東 ムジナモ 越冬芽(冬芽)ができてきているのがよくわかる
 
 
 
  ポイント⑤西  ムジナモ
 
  ポイント⑤対岸 色づいた柿
 
 
  ポイント⑤対岸 紅葉したヌルデ 
  
 ポイント⑤の隣のポイント⑥。様相が変わり、オオバナイトタヌキモの花、できなかった。樋の辺りから東は、オオバナイトタヌキモが勢力を誇っている。ポイント⑦でオオバナイトタヌキの勢力圏で1株のムジナモを確認できた。ポイント⑧では、オオバナイトタヌキモの上に外来種のウキゴケ(?)が個体数がぐっと減らしているのが見られた。
 
  ポイント⑥  オオバナイトタヌキモの花、花弁を落とした花茎 スイレンの葉
          コウホネの地下茎が浮いていた。
 
  ポイント⑦  やっと1株見つけたムジナモ
 
  ポイント⑧ オオバナイトタヌキモの上に外来種のウキゴケ(?)
 
 
 
  ポイント①への堤。面白いものがあった。 何か動物の巣穴だろうか。穴の直径は15㎝ほどあった。
 
 
  ポイント③南西の堤  何か動物の巣だろうか?
 
 
 今年は、子らが最後の観察になるかも知れない。夏場何回か観察に出かけたが、ムジナモの花は結局、8月2日の1輪しか見られなかった。蕾や咲いたあとはいくつも見ているから、来年万障繰り合わせてもともっと見たい。また、タヌキモの花は今年も見られなかった。生育域が限られてきているので難しいそうだし、そもそも咲いていないのかもしれないが、来年は見たいものである。