サンショウモ復活 ポイント⑦の西 10数年ぶりの確認
ほぼ1年ぶりとなるムジナモ生育地での観察。
今年は早々と梅雨明けし、猛暑が続いたが、ここ3日ほどは雨模様。今日も午前中は降っていたが、昼には晴れた。しかし生育地で観察している間に曇りとなり小雨が降り出した。
生育地の水位はまずまず。全体としては、例年と違わずムジナモは多数。タヌキモは少数。コウホネはほとんど見られなくなったまま。特筆すべきは、ポイント⑦の西でサンショウモが10数年ぶりだろうか復活していたこと。1株だけだが、スイレンが葉を水上にまで出し、美しい花を咲かせている。ノアザミの花もまだ綺麗だ。まだ少数だが、外来種のブタナが進出してきている。一重咲きのクチナシが一部まだ咲いていた。レンズ(50mmマクロレンズ)が不調でシャッターを切ってもエラー表示がでて撮影できないことが多かった。ポイント⑤の観察中に、とうとう絞りが動かなくなって全く撮影できない。そこで一旦自宅に引き返し、レンズを100mmマクロレンズに替えて再度観察を続けた。ポイント⑥他で、スイレンが水位より上にまで盛り上がっている。ポイント⑦の西で10数年ぶりになるサンショウモの確認ができ嬉しかった。ポイント③の西の土手にはハギの仲間がもう咲き出している。
ポイント③
草木が生い茂りが進み、観察しにくくなった。ムジナモはあるものの、タヌキモは確認できなかった。数年前はタヌキモばかりでムジナモが消失していたのに、逆転してしまった。マツモが多くなっていた。
ポイント③
ポイント③
ポイント①
排水溝近くで、ムジナモ2株、タヌキモ1株確認。スイレンも綺麗に咲いていた。
ポイント③の東~ポイント④~ポイント⑤の西
例年年同様、結構岸際でムジナモ群生を観察できる。タヌキモは少ない。花を見た覚えがないので、今年は見たいものである。ポイント③の東にノアザミが咲いていた。
ポイント③の東
ポイント⑤
岸際には見られず、観察しにくい。西は、ムジナモ少数。中はムジナモ多数。タヌキモも見られる。東は少数。
ポイント⑤中
ポイント⑥
スイレンの勢力が強く、島のように盛り上がっているところもある。ムジナモの生育スペースが益々狭まっている。
ポイント⑥
ポイント⑥の東~ポイント⑦の西
多くの岸際で、ムジナモを観察できる。タヌキモは少ない。ポイント⑦の西はスイレンが生えていないスペースがある。ここで岸際にサンショウモを1株確認できたことが嬉しい。10数年見られなかったのに、見えないところで生育していたのだろう。株を増やし、毎年見られた良いな。そういえば、イチョウウキゴケも10数年確認できてないと思うが、復活してくれるだろうか。少し期待してしまうな。
※過去の記録 アズ マッチさんの ムジナモ&タヌキモ通信 (http://www4.kcn.ne.jp/~a-sue/)を調べると、2010年8月に、ポイント⑧中心にサンショウモが多量に浮遊しているのを最後に、サンショウモは確認できてないようだ。
ポイント⑦の西 サンショウモ(再掲)
ポイント⑦の西
ポイント⑦
少数のムジナモが見られるだけ。かつてのムジナモ一大群生地。その頃はアシが生えていてその間をムジナモがぎっしりと埋め尽くしていた。花もよく見られた。今はアシが枯れてしまっているから、ムジナモがとどまることなく風で流されてしまうまうのだろうか。それでも、最近ではムジナモが多い方だ。
ポイント⑦の東~ポイント⑧の西
ムジナモを少数確認できたが、群生といえるようなものは確認できなかった。ポイント⑦とポイント⑧の中間あたりで一重咲きのクチナシの花が綺麗だった。
ポイント⑦とポイント⑧の中間あたり
ポイント⑧ムジナモもタヌキモも確認できなかった。日当たりが悪いがこのポイントのコウホネ(ヒメコウホネ)は健在。
ポイント⑧
昨年は、生育地ではムジナモ開花を確認できなかった。今年も開花はするだろうが、確認できるかどうか? また大いに期待しているが、自宅のムジナモは去年のように連日の開花を見せてくれるだろうか。